(1)コロナ禍により、2020年度出版コンピュータ研究会が9か月の活動停止を余儀なくされたため、年度と活動時期にずれが生じている、実質の活動年度への調整、およびコロナ情勢の復調とあわせた活動スケジュールを踏まえ、今期より通常の年度に戻したい。
(2)コロナ情勢の復調を見つつ「各社の業務改善などにつながる有意義な情報を得られるコミュニケーションの場を提供する」という従来の活動方針をより強化し、会員社同志の交流をより深められる、「ポストコロナのコンピュータ研究会」活動を昨年度踏襲で目指す。
(3)出版界の現状理解と今後を考えると共に、会員社の声を広く聴き、会員属性に合致した講習会や分科会活動を行う。
2023年度は「ポストコロナ」に向けた社会経済活動が復調し、出社を前提とした経済活動に軸足を戻している企業も増えている。一方で新たな働き方としてハイブリッドワークも浸透し、出版業界においても会社によってさまざまな働き方が出てきている。
これを受け出版コンピュータ研究会も、Web参加をオプションで残しつつも、コロナ禍によって困難になっていた会員社同士の交流を回復し、コミュニケーションを再度活性化させ、活動方針の柱であった「システム部門関係者交流の場の提供」「会員社の業務改善に有意義な情報共有」を強化したいと考えている。具体的には、例会後の懇親会を再開し、活発なコミュニケーションが取れる工夫を施していきたい。
また、昨年度には年度末の合宿を再開。年度末総会の実施は見送られたものの、リアルでのコミュニケーションが有意義な場であることが改めて認識された年だった。この方向性を維持しつつ、今年度より春に定時総会を行うという以前のサイクルへ開催スケジュールを戻す形としたい。
具体的には下記のように、5月に総会と1回目の例会、8月、11月に例会を開催し、2月に年度末総会と合宿形式の情報交換会を行うという年4回開催とする。
なお、例会における講習や見学会については、BCPを考える一年として「システム構成やセキュリティとしてのBCP」「企業活動全般としてのBCP」の2本立てで、情シスが意識しておくべき備えについて情報提供できる場を作っていきたいと考えている。
年度末の情報交換会実施を実施する。また「会員社の声を聞く」という活動方針のもと、会員社の意見を聞くアンケートなども実施、テーマの関心度によっては分科会の発足も検討する。
・以前実施していた「幹事会社の例会/幹事会担当制」を復活し、例会とそれに付随する幹事会の運営を分業とすることで、幹事会社の負担軽減をはかる。
・会員社にアンケートを実施し、会員会社の興味に沿った講習会や見学会を検討する。
・昨年度よりUpgradeされたWorkspaceのBusinessStandardプランをより有効に活用し、引き続き共有ドライブによる資料共有の利便性向上、GoogleMeetのアーカイブ等を積極活用できるようにする。