成果物2では、脱皮殻による作物の生育に影響を与える土壌環境への影響に注目し、土壌の健康状態を改善するためのアイデアを探求した。具体的には、pH測定を含む土壌調査の可能性を模索・考察した。
元々、仮説の中に栄養素という点が含まれていたが、「忌避」というテーマに着目しすぎていたため、発表会2に向けて蛇の脱皮殻の構成と栄養素についての実験を行った。失敗を重ねつつ忌避剤かつ肥料となる最適な形を模索していった。
蛇の脱皮殻が軽い固形物である点によって風による影響で苦戦を強いられた。だが仮説通り、ダニ等の虫は多く寄り付き、土壌のp H濃度も微量ながら変化したことから、蛇の脱皮殻による肥料としての役割は果たせそうであった。
実験の結果を受け、風に飛ばされず、寄り付きすぎたダニに釣られてきた虫による作物への被害を考え、水につけるという結論に至った。忌避剤として必要な要素であるDNAやフェロモンを水に染み込ませることで、先の実験の結果を改善できると考え実行した。
成果物2まででおこなってきたことをわかりやすく説明するために、スライドの6から10ページを追加で用意し、それを見せながら説明した。成果物2でも私のテーマは、「蛇」と「循環」が関わっているため、発表会のスライドやポスターではウロボロスを用い、テーマの暗示をおこなった。その結果、やはり、デザインに関する周りからの評価も悪くなかった。
これまでの成果物では、未だ制作物やプロダクトに落とし込む部分が未熟である。第二回発表会で得た、課題である忌避効果の検証をもとに、どのようなプロダクトに落とし込むことができるのか、蛇と人を共生させたことの意義を再度問いながら次の成果物に向け蛇の脱皮殻と他との協働も試していく。