投稿日: May 30, 2013 5:59:26 AM
以下大村副室長より報告です。5月26日(日)に公募形式での被災地視察ツアーを実施しました。今回は、日本YMCA同盟島田総主事と仙台YMCAのNPO職員の御二人を福島県浪江町~山元町・名取・閖上方面にご案内しました。今年の4月以降、指定地域の改編に伴い、国道6号線は一般の方でも浪江町と双葉町の境目までは進むことができます。しかし、現実としては、ただ車で行けるだけで人の住む町としてはまったく機能していません。また、1年以上前から住むことを認められている南相馬市の南部地域も、津波被害のがれきすらそのままの状態で、宮城や岩手の被災地に比べ大幅に復興が遅れていることが一目でわかります。
今後は、単に見学として被災地を訪問するだけでなく、これまで交流のある方のお話しをお聞きする機会を盛り込む、あるいは現地にある空間放射線量のモニタリングポストを回って実際の状況を見てみる等、テーマをもったツアーに発展していくことも期待されています。
(写真-南相馬市小高区、ふじつぼがぎっしりの水田内に流されてきたトラック)