投稿日: Mar 09, 2016 1:30:53 PM
2016年2月27日(土)、石巻市雄勝町名振地区で
「津波の石碑」建立除幕式が行われました。
雄勝町名振地区は三陸海岸追波湾に位置し、
5年前の3月11日に発生した東日本大震災の大津波で壊滅的な被害を受けました。
地震発生時には町は一週間も孤立を強いられ、
今でも復興事業が一番遅れている地域でもあります。
ワイズメンズクラブとYMCAは、二年前より地元地区会の要請を受け、
津波の教訓を未来に伝えるための「津波の教え石プロジェクト」を立ち上げ、
地区の皆さんとともに進めてきました。
東京むかでクラブの城井宏邦さんがプロデュースし、
このたび高さ1.8m、幅2.1mの新しい石碑が完成、
瓦礫の中から見つかった昭和三陸津波(1933年)の石碑とともに並べて建立され、
2月27日(土)に現地で石巻市長、県議、市議、地区住民、
ワイズメンズクラブ、YMCA、マスコミ関係者など約120名が参加して除幕式が行われました。
新しい石碑には、彫刻家・大塚亮治さんが制作・寄贈された小さな子どもの彫刻と
地元の永井あゆみさんの書「未来へつなぐ命」と
自宅を流され母親を亡くした永沼淳子さんの制作碑文が施されました。
裏面には寄贈者のミサワホーム、プログラム協力者の仙台YMCA、
ワイズメンズクラブ国際協会東日本区・ペンタゴンDBC・東京むかでクラブ・仙台3クラブと
地元協力者の名前が、3.11の被害状況とともに記されました。
除幕式には、地区外に避難中の住民の方々が
小さな子どもさんと共に多数参加され、
7社を超えるマスコミ関係者の取材もあり大きな関心を呼びました。
(清水弘一氏)