投稿日: Jan 16, 2013 9:24:20 AM
2013年1月16日に岡山のボランティア団体から
支援物資の毛布をお送りいただきました。
京都西川の高級毛布(140×200)を25枚、もちろん新品です。
今回ご支援くださったのは、岡山で活動しておられる
HOKULE’Aさんを窓口に、おいでんせぇ岡山有志さん、
手づくりミュージカル「ドラネコ座」さん、
岡山県難聴者協会フラ講座さんの方々です。
今回、HOKULE’Aのご担当者様が被災地支援について
岡山YMCAに相談され、全国のYMCAグループの支援事務局の
ひとつとして仙台の支援室の紹介を受けられました。
こうしたご縁で、仙台YMCAの支援室が間にはいる形になりました。
これからただちに東松島市の社会福祉協議会の運営する
サポートセンターを通じて、これまで支援の網から漏れていた
仮設住宅に準じたアパート(25世帯×2棟)の一つの棟に呼び掛けてみます。
物資の支援は、最低限のユニットの数だけ物資がそろわないと、
呼び掛け(ご提供の相談)をしづらいのです。
つまり25世帯に対し、先着20名までとか、皆で調整して20世帯にどうぞ
というのは不要なストレスを与えてしまうからです。
もしかしたら結果的に何人かの方はいらないと言われるかもしれませんが、
その時は持って帰って、また別の用途を考えることとにします。
さて、遠く離れた地域ではなかなか情報も流れず、いろいろな情報が
錯綜しています。
例えば、「支援物資はもう行き届いたので今から送る必要はない」これは、
ある一面そのとおりですが、不正確な情報でもあります。
2011年の夏過ぎまで(緊急支援期)においては、「どこ」に「なに」を送っても
たいへん喜ばれました。被災地には何もなかったからです。
その後、少しずつ落ち着いてきて、公的ルートできちんと掌握された仮設住宅には
物資が届くようになりました。
しかし、これもすべての被災地が一様(平等)なわけではありません。
ある程度の仮設住宅ごとにそれらをお世話する管理(支援)センターがあります。
その中の仮設はほぼ同程度の支援を受けていますが、
センターが異なれば(市町村が異なれば)当然ケアの厚さは異なります。
もっと困ったことに、一般のアパート等を借りた「みなし仮設」については
行政も十分にケアの状態が掌握できていないのです。
遠方の支援者の皆さまにぜひともお願いしたいのは、個別に入手された
ひとつの情報でもって、それを被災地すべての状況と押し広げて
考えないでいただきたいということです。
各地でがんばる小さな情報発信源の情報にも耳を傾けてください。
それらの情報の一つひとつがその地域の実態なのです。
報告者-副室長 大村裕司