投稿日: Sep 03, 2011 12:36:33 PM
東松島市立野蒜小学校に関するご支援について(御礼)
連日、真夏日が続いておりますが、貴職をはじめ仙台YMCAの皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
さ て、3月11日の東日本大震により被災した本校の児童たちのために3月からこれまでさまざまなご支援をいただき、本当にありがとうございました。物心両面 でのご支援は、児童、教職員、学校として大変大きな力となりました。皆様方から届けていただいた物品は、すぐに必要なものが多かったので、有効かつ大切に 使わせていただいております。さらに、皆様方は、常に児童や児童の家族の心に寄り添い、児童たちと共に活動をして、笑顔と元気を与えてくださいました。そ して、児童たちが自分で歩む力を与えてくださいました。また、仙台YMCAの皆様と同様に、ワイズメンズクラブの皆様方や熊本YMCAの皆様、広島のマジ シャンの皆様方からもたくさんのご支援をいただきました。心から深く感謝申し上げます。
震災から約5ヶ月が過ぎ、時間は確実に経過していますが、未だに心の整理はな かなかつかない状況にあり、これからも心のケアや心の活動に力を入れて取り組んでいきたいと考えています。お蔭様で7月20日には、1学期の終業式を事故 なく無事に終えることができました。余震も以前より少なくなってきており、今もなお多くの方々のご支援を頂いていることから、児童たちは不安な思いを抱え ながらも、元気に笑顔で活動し、4月より落ち着いて学校生活を送ることができるようになってきています。児童たちは、7月7日の七夕の折に七夕飾りの短冊 に個々それぞれの願いを記しました。余震や津波のこと、亡くなった家族や友達のこと、家族の健康や幸せのこと、東松島市や野蒜地区の復興のことなど自分の 心にある思いを自分の言葉で少しずつ表現するようになってきています。皆様方からの温かいお心を活動のエネルギーとして2学期も、児童、保護者、教職員と もに助けあって一歩ずつ前を向いて歩んでいきます。野蒜小学校は、明治6年に開校してから137年の歴史を綴ってきて参りました。この震災により仮校舎 (東松島市役所鳴瀬総合庁舎)で教育活動を行っていますが、今年度一年も確かな歩みを続けて、未来へつないでいきたいと考えております。
最後になりますが、皆様方との出会いに感謝するとともに皆様方のご健康とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
東松島市立野蒜小学校 校長木島美智子