投稿日: Apr 25, 2012 11:51:25 AM
報告者-黒田敦
2012年4月22日(日)、石巻市地区の被災地視察を行いました。
被災地視察は、前日の21日(土)に仙台YMCAで行われた、
東日本地区YMCA理事・常議員・総主事研修会に参加、
または、総主事就退任式に参加された方で希望者が対象。
参加はとちぎYMCA、埼玉YMCA、千葉YMCA、東京YMCA、
横浜YMCA、山梨YMCA、富山YMCA、名古屋YMCA、YMCA同盟、
あと仙台YMCAで、合計38人がマイクロバス2台に分かれて視察に行きました。
視察の行程は、仙台YMCAを9時に出発し、石巻市大川小学校へ礼拝と献花を行い、
その後雄勝町(国道398号)、女川町(国道398号)を経由して、YMCA石巻支援センターへ。
YMCA石巻支援センターで昼食を食べた後、日和山公園を経由して仙台へ。
まず、石巻市大川小学校をマイクロバスの中で目の当たりにされた参加者は、
その被害状況に言葉を失っておられました。
献花台に全員が集合し、讃美歌・礼拝の後に献花を行いました。
皆さん、様々な思いの中で献花をし、祈りをささげておられました。
この大川小学校では、生徒108人のうち74人が死亡・行方不明となり、
学校も大きな被害を受けています。
参加者は自分の足で目で感覚で、大川小学校の被害を確認されていました。
出発の時間となっても後ろ髪を引かれる思いで、足取りが重く見受けられました。
その後、雄勝町や女川町をバスの中からの視察。
2台のバスでは、大野前総主事と光永総主事が被害状況などを案内され、
参加者は案内を聞きながら、周りの被害状況を確認されていました。
YMCA石巻支援センターに12時半ごろ到着し、
そこで弁当を食し、その日オープンハウスである石巻支援センターも訪問。
常駐の伊藤剛士氏を始め、これまでYMCA石巻支援センター立ち上げに
尽力された本田真也氏、村上祐介氏を含め、東京YMCAからも多くの
方が来られており、賑やかに餅つきが行われ、出来たてのおもちを振舞っていました。
仙台のワイズメンも多く応援に駆けつけていました。
YMCA石巻支援センターを13時30分ごろ出発し、石巻市が一望できる日和山公園へ。
これまで見ていた景色とは違い、日和山公園から見ると、
石巻市の被害の大きさが一目瞭然。
立ち止まってしばらく被害状況を確認されている方、
被害状況を色々なところから確認されている方と様々でした。
その後、仙台に向かって日和山公園を出発しましたが、
1年を過ぎても、復興への希望が見えないところもありました。
特に、今回が被災地を自分の目で見られた方にとって、
現状を見てもらういい機会になったと感じています。
自分なりに現実を受け止め、どう自分なりに理解し、
周りに方々へ被災地の状況を発信して頂きたい希望はありますが、
少しでも復興までに相当な時間と労力、資金が必要なことを
理解して頂けたら幸いです。
今回、東日本大震災被災地視察に参加頂きました方々には
この場をお借りしてお礼申し上げます。