投稿日: Apr 01, 2011 2:55:18 AM
報告者-平山大輔
3月11日(金)14:46 東北地方太平洋沖地震発生(現在は、東日本大震災)
震源-三陸沖(牡鹿半島の東南東、約130km)、深さ約24km
震源域-岩手県沖から茨城県沖まで南北約500km、東西約200kmに及ぶ
地震の強さ-マグニチュード9.0、震度6弱(YMCA地点)
大津波による甚大な人的物的被害が発生
<地震発生>
仙台YMCA本館が避難所として指定されているわけではありませんが、多くの地域住民の方々が集まり、スクールバスや園舎などで一晩を過ごし、翌朝避難所利用者の人数を確認したところ、80名を超えていました。
<食料、生活用品の物資調達>
県や市からの救援物資は全く届きませんので、まずはYMCAにある全ての食材と職員の自宅から持ちよった僅かな食材で避難者への食事配給を始めることができました。
その後、避難者の皆様からの食料、生活用品(毛布、石油ストーブ、灯油など)のご提供で1週間避難所を運営することができました。
また、地域の企業、個人の皆様からも多くの食材を支援いただきました。
これまでにYMCAとお付き合いをいただいてきた多くの企業関係者、会員、住民の皆様の温かいご理解とご支援にYMCA職員一同心より感謝申し上げます。
<ライフライン復旧まで>
仙台市内でもYMCAがある立町は他の地域より早い復旧であったと思われます。
電気は12日夜10時頃に復旧。水はYMCAの貯水タンクにある水を飲料水として、トイレ用にプールの水を利用しました。しかし、排水での様々な不安を考え、節水には全員で取り組みました。また、YMCAはプロパンガスを使用していましたので、安全と捉えた日よりガスを利用し、食事を準備してきました。
そして、地域の皆様からお借りした毛布、石油ストーブ、灯油のおかげで寒い連夜を乗り越えることができました。
<18日避難所閉所>
YMCAで避難されながら自宅の片付けなどを進めてきた方々は自宅へ、自宅の損壊などによって今後も継続して避難の必要な方々はお隣りの立町小学校に移動していただくこととなりました。
<最後に>
地震の発生から1週間、僅かな情報のなか、限られた食材で約150名の避難者の生活を支えることができたことを報告いたします。
全員が被災者であり、それぞれが不安なことを抱えながらも、全員が秩序を守り、できる限りの健全且つ健康的な生活を過ごせましたのも、全ての利用者の皆様のご理解による賜物であったことを確信しています。本当にありがとうございました。
また、応援協力、物資支援協力いただいた皆様を簡単でありますが、紹介させていただきます。
<協力者>
居酒屋集合郎様、ホストクラブELZA様、Blair House(ブレアハウス)様、阿部蒲鉾店様、親愛社様、鮮魚大平様、森空斗ファミリー様、寺井そらファミリー様、山岸様、菊地秀二様、佐藤光ファミリー様、大塚愛乃様、大塚あかり様、鈴木よしこ様、古山ファミリー様、鈴木ひとみ様、鈴木翔様、大森様、水沼様、加藤凪ファミリー様、高橋晶ファミリー様、佐々木ファミリー様、ホテル専門学校生徒の皆様(木村、阿部、川村、越前谷)、京都YMCA神埼清一総主事(順不同)