投稿日: Apr 05, 2011 12:12:56 AM
報告者-平山大輔
子どもたちの夏休みを利用して、多くの家庭が避難所を退所し、仮設住宅や賃貸アパートに引越しをする中、東松島市立野蒜小学校児童にはいまなお避難所で生活をしている子どもたちがいます。
東松島市のお隣り美里町にある南郷体育館には、いまだ2名の子どもが生活をしています。「がんばろう!のびるっ子!」の第1回活動から参加している兄妹です。
今回、避難所や仮設住宅で生活をしている野蒜小児童とその家族を対象にしたファミリーキャンプの出発場所をその南郷体育館にし、当日朝総勢23名の参加者が大型バスに乗り込んだ。
<キャンプ概要>
日程-2011年7月30日(土)~8月1日(月) 2泊3日
場所-岩手県松尾八幡平市 安比高原グランドヴィラ3
参加-野蒜小児童13名、そのご家族10名、ボランティア3名、スタッフ3名
活動-7/30 午後/プール遊び、バーベキュー 夜/花火鑑賞
8/ 1 午前/ブナ2次林探検(ガイド付)、ゴンドラ頂上ツアー、野外炊飯
午後/パークゴルフ大会、イワナ掴みどり 夜/レクリエーション
8/ 2 早朝/カブトムシとり 午前/木の時計づくり
食事-ひっつみ汁&おにぎり、バーベキュー、野外炊飯(カレー)、素麺&イワナ塩焼きホテルバイキング3回
4ヶ月半ぶりに避難所、仮設住宅を出て、県外へ外出する子どもたち。ベッドで寝たり、大きなお風呂に入ったり、涼しい部屋で足を伸ばしてくつろぐことが出来なかったこの4ヵ月半。多くの苦労と我慢を少しでも解放し、楽しく3日間を過ごしてもらいたいという願いで企画したキャンプです。
安比高原の全面的なサポートを受け、13名ののびるっ子たちと10名のご家族の方々には地震があったこの年の思い出としてしっかりと記憶に刻まれたと思われます。
殆どの子どもたちが、仮設住宅で生活を続けていきます。子どもたちの応援をYMCAでは引き続き行っていきます。しっかり行っていきます。