投稿日: Mar 28, 2011 8:6:57 AM
1. 訪問場所
南三陸町対策本部(ベイサイドアリーナ)・歌津地区対策本部(歌津中学校)・戸倉地区対策本部(宮城県志津川自然の家)・志津川中学校・名足保育所
2.被害状況・避難場所(3月26日プレス発表)
罹災世帯数70%、死亡者380人、被災者数9,700人
避難所(全45個所)、志津川地区(4,674人)、歌津地区(2,510人)、戸倉地区(930人)、
入谷地区(420人)、登米市(1,050人)
・他行政区への集団移転(疎開)先の希望調査を3,301名定員で行っている。
・市街地、平野部は全壊。戸倉地区、歌津地区は山間部以外壊滅状態。
3.現状
・3月25日、ベイサイドアリーナテニスコート内に仮庁舎設置(役場機能復旧)
・仮庁舎内に南三陸町対策本部移転
・本来の役場機能の復旧と対策本部の組織再編
・今後の避難所は、地域と自治会等による避難所運営
・地域によっては避難所のみが残っている地域がある。その地域では、集団移転を希望しない人びとが避難所で避難生活をしながら長期間、地域社会の復興を行っていく予定(まだ検討段階)。
・避難所が全壊している戸倉地区の半数は既に他行政区の避難所に避難している。
・現状の避難所には、支援物資は充足されている。
・電気と水道の復旧には当分の期間を要する。
・橋の決壊により、道路整備は進んでいない。
4.救援物資の要望
避難所の地域により異なるが、着の身着のままで避難した人びとが非常に多い。
長期の避難所生活を送るための物資
・日用品(男性では髭そりなど)
・衣類(特に女性用下着、靴下、 履物など)
・児童用学用品
・環境衛生備品(掃除機、スリッパ、モップなど)
・避難所収容人員を上げるための居住用大型テント
5.その他
・仮設住宅の整備を9月までと計画しているが、建設する土地の選定に苦慮している。
・児童を持つ家庭は集団移転先と避難所の2か所に分かれる可能性あり。
歌津市街地から「平成の森」を望む