投稿日: Apr 18, 2011 6:11:48 AM
河北新報 4月18日(月)夕刊に掲載。
報告者-平山大輔
仙台市社会福祉協議会より依頼を受け、宮城野区災害ボランティアセンターにてボランティア活動を行った。
仙台市中心部では、いまだ余震に怯えながらもライフラインは整い、これまでの生活に近い状態まで復興している。
しかし、ともに生きる仲間として、まだまだ苦しい思いをしている被災者のことを忘れてはいけないと思い、「何かできることはないかな」と考え、実施することになった。
<日時> 2011年4月17日(日)10:00~15:30
<会場> 仙台市宮城野区災害ボランティアセンター
<内容> ゴム手袋洗浄、ボランティアプレートづくり、ポスターづくり、館内清掃など
<参加> YMCAサッカークラブ小学生16名中学生11名、サッカーリーダー7名
学校が始まり、お風呂に入れるようになってきた子どもたち。しかし、復興はまだしていない。同じ仙台で辛い思いをしている仲間がまだまだいる。もちろん、もとの生活に戻り、サッカーができる喜びを感じることは大切なことだが、同時に「ぼくたちにできること」を考え、実践していくことの方が、同じ仙台市民として大切なことであると伝えている。
午前のボランティア活動を終え、荒浜、新港、多賀城の津波被害現場を実際に見に行った。ほとんどの子どもたちが実際に目の前で見るのは初めてであった。酷い光景に口を閉ざす子どもたち。TVで見るものとは感じるものが全く違う。「ここは仙台市だよ」に信じられない様子を子どもたちは見せた。
また、毎日200名を越えるボランティアが災害ボランティアセンターに集まる。長靴、胴長、ゴム手袋を装着し、蒲生などの地区で撤去作業をしているボランティアの姿を子どもたちに見せたい事もこの活動を企画した理由である。
15時30分、全員のボランティアスタッフと握手をして、本日の活動を終了。
1ヶ月ぶりに子どもたちと再会し、始まったサッカークラブの活動。第一回目は、支援活動であった。これで終わりではない。今後、サッカーを楽しみながら、もっとできることを考えていこうと思う。