投稿日: May 30, 2011 9:37:31 AM
報告者-平山大輔
3/31より始まった野蒜小学校の子どもたちを励ます「がんばろう!のびるっ子!」は5ヶ所の避難所で困難な生活を余儀なくされている子どもたちをYMCA公用車で送迎し、鳴瀬第一中学校や南郷体育館グランドなどでレクリエーションや軽スポーツを行うものであり、これまで1ヶ月間で計6回実施してきた。
4/21から鳴瀬庁舎にて学校が始まり、子どもたちにとって日常の生活リズムに戻ってきたことから、YMCAでは月に1度、「でかけよう!あそぼう!」と題して、様々なフィールドでの体験活動を実施することになった。
今回、5月活動として、仙台YMCAに招待し、プールで遊ぶプログラムを企画した。
多くの子どもたちに参加してもらいたい思いから、先日5/14にお誘いのお手紙を持って、子どもたちが生活している5ヶ所の避難所を1ヶ月ぶりに訪問した。いつも参加してくれていた子どもたちの保護者からは、「待っていました!ぜひお願いします!」や「楽しみにしていますよ!」と心温まるお言葉を多くの方からいただき、YMCAが行っているこの支援活動を長期的に継続し、子どもたちの心が豊かになるようなプログラムを計画していきたいと改めて感じた。
甚大な津波被害を受けた野蒜地区の子どもたち。送迎中の車内で、残念そうにお気に入りの水着が流された話を数人の子どもたちから聞かされた。
YMCA到着後、目をキラキラと輝かせながら、ワクワクしている様子でYMCAが用意した水着に着替える子どもたち。(殆どの子どもたちが水着を持っていなかった)
40分間、夢のような楽しい時間があっという間に過ぎた。子どもたちが心の底から楽しんでいる満面の笑みにリーダーたちは感動させられた時間となった。
お待ちかねの昼食タイム。YMCAを支えていただいている仙台、青葉城、広瀬川ワイズメンズクラブとメネットのみなさんが子どもたちのために、バーベキュー、ピザなど子どもたちの大好物であり、地震以来食べることのなかったご馳走を用意していただいた。
今回食事の炊き出しを提案していただいたのは、以前に野蒜小学校で教諭をしていたメネットの加藤真子さん。早い段階から子どもたちのために準備をしていただいたことに心から感謝するとともに、今後も野蒜小の子どもたちとの交流の場をこちらから提供していければと感じた。
今回参加してくれた子どもたちは20名。その内、2名の家庭が仮設住宅に入居することができたが、今なお殆どの子どもたちが避難所で2ヶ月半同じ生活を余儀なくされている。今後、子どもたちの保護者と連絡をとり、仮設住宅に移ったあともYMCAの活動に継続して参加できるよう細かく計画して、子どもたちの参加を募っていきたい。
6月活動予定
【日程】6月12日(日)
【場所】登米市東和町 三滝堂ふれあい公園
【内容】①川やアスレチックで遊ぼう! ②火をおこして、野外炊飯!