投稿日: Jul 21, 2011 4:54:55 AM
震災発生直後、YMCAより支援物資を届けました多賀城市の菊地健次郎市長よりお礼状が届きました。
拝啓 貴殿におかれましては益々御清栄のことと拝察申し上げます
この度の東日本大震災に際しましては 被災した本市のため いち早い御支援 温情あふれるお見舞いをいただき 誠にありがとうございました
三月十一日に発生した巨大地震と その後の大津波により 市内においては百八十七名もの尊い命が失われ 市域の三分の一が津波で甚大な被害を受けたほか 市内全域で地震により建物等が被害を受けるなど 未だ経験したことない災害となりました
震災直後は 吹雪は舞い 強い余震も頻発する中 市内のライフラインはすべて途絶し 暗闇の中で一万人を超す市民が不安と厳しい寒さに耐えながら 避難所での時間を過ごしておりました
そのような中 貴社から賜りました心温まる救援物資のおかげで被災した市民もいのちを繋ぐことができ 生活再建に向けて勇気と元気をいただきました
改めて心から感謝申し上げます
あの悪夢のような日から早いもので4箇月が経過いたしました
市内ではライフラインがほぼ復旧し 六千台を超す被災車両や膨大な瓦礫の撤去も進み 復興への槌音も高くなってまいりました
去る六月二十六日には 今回の震災で犠牲となられた方々の御冥福をお祈りし 一日も早い震災復興を誓うため「多賀城市東日本大震災慰霊祭」を執り行いました
これからの復興の道のりは長く厳しいものでありますが 国や宮城県等関係機関の協力を得ながら 不撓不屈の精神で全力を尽くしてまいる所存であります
今後とも 引き続き皆様方の温かい御支援 御協力を賜りますようお願い申し上げます
まずは略儀ながら 書面をもって御報告かたがた御支援に対するお礼の御挨拶とさせていただきます
謹白
平成二十三年七月 多賀城市長 菊地健次郎