投稿日: Mar 14, 2015 10:42:27 AM
国連防災世界会議が本日3/14(土)から18(水)まで、
仙台市内で行われています。
その中で、国連防災世界会議パブリック・フォーラム テーマ館「市民協働と防災」企画事業として、
公益財団法人仙台YMCAと公益財団法人日本YMCA同盟が主催、
公益財団法人横浜YMCAとスマートサバイバープロジェクト、ワイズメンズクラブ国際協会が協力して、
初日の14日(土)にシンポジウムと防災ウォークラリーを実施しました。
シンポジウムは、「災害から尊い命を守るために」をテーマに、
仙台市民活動サポートセンター6Fセミナーホールにて、
9:30~11:30から実施しました。
参加者は、81名(基調講演者除く)と会場は熱気に溢れていました。
まずはじめに、公益財団法人仙台YMCA代表理事 村井伸夫より挨拶をさせていただきました。
その後、基調講演に移りました。
「東日本大震災の教訓をどう活かすのか?」
-「ふんばろう東日本支援プロジェクト」から「スマートサバイバープロジェクト」へ-
という題で、西條剛央氏(早稲田大学大学院客員准教授・スマートサバイバープロジェクト代表)に
講演をいただきました。
西條氏は仙台市出身と言うこともあり、熱い想いが伝わってきました。
冊子『津波から命を守るために 大川小学校の教訓に学ぶQ&A』を作成されています。
次に「小さな命を守るために もしもはいつもの中に」という題で、
佐藤敏郎氏(東松島市矢本第二中学校教諭・大川小学校保護者)に講演をいただきました。
震災当時、女川町立女川第一中学校に勤務されていました。
また女川小学校の遺族として「小さな命の意味を考える会」を主宰し、
全国の防災イベントで講習等をされています。
講演では、女川町立女川第一中学校の生徒たちに、
それぞれの想いを五七五に込める俳句づくりを始め、
国語教師として指導されてきた話しを
所々で参加者の笑いを誘いながら話されました。
次に、「防災ウォークラリーで伝えたいこと」という題で、
大塚英彦氏(公益財団法人横浜YMCA 国際・地域事業担当)に講演をいただきました。
2011年7月より岩手県宮古市のYMCA宮古ボランティアセンターで勤務され、
2012年度よりYMCA三浦ふれあいの村にて防災教育活動を推進されました。
実際、YMCA三浦ふれあいの村での「防災ウォークラリー」を通して、
参加された方々に対して伝えたいことを熱く話されました。
最後に、公開対話ということで、会場に来られた参加者との
質疑・意見交換を行いました。
多くの方から様々な質問があり、あっという間に時間となりました。
2時間では足りないくらいの内容でした。
改めて、「防災から尊い命を守る」ことについて考えさせられました。