投稿日: Apr 27, 2012 6:29:56 AM
報告書-黒田敦
本日、南三陸町立志津川小学校校長よりお手紙が届きました。
ご紹介します。
謹啓
清和の候 貴台にはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
さて、昨年の東日本大震災から一年を経過し、この頃は復興の足どりも少しずつ確
かなものになってきているように思いますが、まだまだこれからの生活を形づくる基礎
の段階であり、本当の復興への道のりは、遠く厳しいものであることを改めて感じて
おります。
先日の四月六日には第一学期の始業式、九日には入学式を挙行いたしました。本年
度は四十六名の児童が入学し、全校児童は二百八十二名となります。
また、本年度からは、これまで登米市の旧善王寺小学校で学習していた戸倉(とぐら)小学校
の児童が志津川小学校の校舎で学習することになり、一つの校舎に二つの学校が併設
されることになりました。
この度の大震災に対してまして、世界各国・日本各地の方々からの温かいご支援をい
ただき誠にありがとうございます。いただきましたご支援の数々から、いつも人の優
しさを感じ、生きる希望や勇気を与えられます。
今後とも本校及び本地域に対しまして一層のご支援・ご協力をいただきますようお
願い申し上げます。
末筆となりましたが、貴台のますますのご発展をご祈念申し上げお礼をいたします。
敬白
平成二十四年四月吉日
宮城県南三陸町立志津川小学校長 加藤 敬一