投稿日: Dec 28, 2011 8:13:29 AM
12月25日(日)〜27日(火)の2泊3日、仙台市郊外の秋保温泉リゾート、ホテル・クレセントにて第2回南三陸町支援キャンプ「クリスマスを祝おう!」を実施しました。
対象は南三陸町の小学生と家族。参加した4校の小学生47名と家族10名の過半数が津波で被災し仮設住宅暮らしで、何人かは家族を亡くしています。引率は、神戸YMCAからスタッフ2名、ボランティア・リーダー10名が応援に駆けつけてくださり、仙台YMCAから高松成士主事、同ボランティア支援センターから黒田と日下部が参加し、総勢72名のキャンプになりました。このキャンプは三菱商事後援のフレンドシップ・キャンプの一環として実施されたものです。
神戸YMCAの12名は24日朝、夜行バス組と新幹線組に分かれて来仙。プログラム打合せや買出しなど準備を整えた後YMCAで1泊し、25日朝から南三陸町へ。4方面に分かれて参加者をピックアップしながら津山町の道の駅「もくもくランド」で集合して顔合わせをし、バス2台に分乗して小雪の中を仙台へ。途中、仙台YMCAに立ち寄り、定禅寺通の光のページェント点灯を見てから宿舎へ向かいました。キャンプ初日の夕食後は、グループの時間としてのんびり過ごしました。仮設住宅のユニットバスは狭く追い炊きができないので、温泉の大きな湯船で体を伸ばせた参加者は、大人も子供も久しぶりにリラックスできたと大満足でした。
26日の朝は、
ピーター・ドロウさんというアーティストが「あなたが描く一本の線は、自分ばかりか大勢の人を幸せにすることができる!」と励ましのメッセージを携えてシンガポールから来られ、子供たちはそれぞれの夢を絵に描いた後、雪が止んだ宿舎の庭で雪合戦をしたり雪だるまを作って遊びました。午後は「緑の会」有志のご指導による小枝を使ったクラフトでペンダントやブローチ作りを体験。続いて地元の方々に昔から伝わる民話を聞かせていただき、夕食後はサンタさんの帽子を作ったりクリスマスのゲームを楽しんだりして、一日を楽しく過ごしました。
27日は皆で作ったお礼状を宿舎の方にお渡しし、キャンプをふり返ったりの感想文を書いて早めに昼食をとり、帰路につきました。僅か2泊3日でしたが、子供たちはすっかり仲良くなったリーダー達と分かれるのが辛そうでした。参加者を南三陸町の仮設住宅へ送り届けた後、神戸YMCAの方々は返す刀で仙台駅から夜行バスで神戸へ戻られました。
今回のキャンプも、後援の三菱商事を始め、神戸YMCA、日本YMCA同盟、仙台YMCA、秋保温泉リゾートホテル・クレセンドなど、多くの方々のお支えにより実現しました。また、キリンビバレッジサービス 、宮城県肢体不自由児協会、北加日系文化コミュニティセンターから物資のサポートがありました。この場をお借りしてお礼を申し上げます。