投稿日: May 06, 2011 6:29:48 AM
5月3日(火)~5日(木)の2泊3日で、南三陸町にある宮城県志津川自然の家を拠点に災害支援のためのワークキャンプを行いました。
ワークキャンプには横浜YMCAより36名、山梨YMCAより3名の応援協力をいただき、仙台YMCAよりの参加者35名を併せ総勢74名もの参加がありました。受け入れていただいた自然の家並びに地域の皆さんにいただいた感謝の言葉以上に、この大人数を快く受け入れてくれていただいたことに参加者一同感謝をします。
自然の家に避難されていた方は、5月5日午後より近くのホテルに、又、5月9日より同施設の広場の仮設住宅に移転され、落ち着いて今後のことを考え、ゆったりとした家族との団らんを持つ方と引き続き自然の家で避難生活を送る方とに分かれるとのことでした。多くの避難者が近隣の波伝谷部落(この地域では部落という呼び名で地域を表します)の方々で、団結力のある明るい地域でした。
仙台YMCAでは、今後もこの地域と戸倉地区の支援も行ってい期待と願っています。戸倉地区は小中学校ともに被災し、隣町の廃校となった小学校へ集団移転することが決定し、5月10日に開校するとのことです。子供たちへの支援をしたいと思い、既に小学校の校長先生との調整を始めています。
1)子どもたちへの学習支援
震災から在宅で殆ど屋外へ出る機会のない又学習する機会のなかった子どもたちへ、5月10日より再開する学習の支援と遊びの提供を行いました。
2)炊き出し
震災以来、毎日朝晩250名分から100名分の調理を行っていた被災された奥さん方に少しでもお休みいただけるようにと炊き出しの手伝いを行いました。5月4日の夕食はYMCAのボランティアだけで得意のBBQをプレゼントしました。十分とは言えませんでしたが、皆さんに感謝のお言葉を頂戴できたことに感謝したい気持ちです。
3)宅地及び家屋整理・清掃
第3次集団避難を直前に、自然の家を離れる方々の残った家財道具や仕事道具を倒壊している家屋から探し出し、保管又は避難所へ運ぶことができるようにしました。保管するための大型テントも家屋によっては建てました。家屋の残っていないお宅は土の中から貴重品や思い出の品を掘り出したり、樹木やがれきに絡まりついた数百メートルもの魚具も確保することができました。
4)支援物資整理・保管
5月になって自衛隊より毎日のように救援物資が4t車1台分届き、その物品の仕分けと搬出を行いました。自然の家から沿岸部の6避難所への仕分けを行っても、それぞれ軽トラック1台になりました。ようやく野菜関係が4月末より届き始め、更に物資仕分けにかかる負担が大きくなったとのことでした。ちょうど期間中、リサイクル自転車が届きました。
5)用具・備品寄贈
ワークで使用した用具並びに備品と未使用の用具を最後に寄贈しました。
6)伊里前小学校へ物資と備品の寄贈
前週、天皇皇后両陛下がご訪問された伊里前小学校へ横浜YMCAより支援物資の提供をしたいということで5月4日午前中、4名の代表で訪問し、横浜YMCAより子どもたち及び先生方へ段ボール10箱の物資を届けました。併せて、以前より京都YMCAよりお預かりしていた子どもたちへのキャンディー、サンフランシスコからのプレゼント、励ましの手作り鯉のぼりなどを寄贈してきました。
7)神割崎清掃
5月5日最終日の朝、国定公園内の神割崎キャンプ場の海岸のガレキ撤去のワークが飛び込み、量の多さに昼食後、全70名で一つの海岸を綺麗にしました。