投稿日: Mar 20, 2012 6:46:13 AM
3月17日(土)、テノール歌手ジョン・健・ヌッツォさんコンサートが山元町中央公民館で開かれました。当日は朝からあいにくの雨模様でしたが、集まった約120名の観客はヌッツォさんの力強く美しい歌声に魅了されました。
このコンサートは東京アメリカンクラブ会員有志の方々の尽力により実現、仙台YMCAと仙台の3ワイズメンズクラブの共催で実施されました。ヌッツォさんはご自分の歌を披露するばかりでなく、会場の聴衆と一緒に歌える曲も準備してくださり、プログラム中にヌッツォさんのリードで赤い鳥の「翼をください」とディズニーの「小さな世界」を合唱。久しぶりに大きな声で歌ったと嬉しそうに話す方も見られました。
また、被災地の子どもたちに世界の子どもからメッセージを届けて力づけたいと願って結成されたグループ「笑顔deスキップ」が、3月中旬から山元町の各小学校で順番に展示してきた世界15ヶ国・地域から集めた子どもの絵画と激励メッセージも、ヌッツォさんのコンサートに合わせて中央公民館に展示場所を移し、コンサートに訪れた人々は世界の子どもたちからのメッセージも見ることができました。絵画は山元町中央公民館で3月21日まで展示されています。
コンサートの後、ヌッツォさんご夫妻と東京アメリカンクラブからのボランティア数名は被災地の視察を希望されたため、秋保温泉に一泊して翌18日に青葉城クラブの清水ワイズマン(仙台Y常議員会議長)と仙台YMCAの村井シニア・ディレクター、ボランティア支援センターの日下部が同行しました。一行は石巻市立大川小学校で慰霊の献花をした後、石巻観光協会ボランティアのガイドで石巻市内の被災地を視察。1年を経た今なお傷跡生々しい被災地の惨状に声を無くす場面もあり、これからも支援の方法を考えて力になりたいと話しておられました。一行は宮城の海の幸満載の昼食を楽しみ、夕刻東京へお帰りになりました。