投稿日: May 16, 2012 9:53:1 AM
5月13日(日)~14日(月)まで、シアトルYMCAから学生・社会人の方が14人来仙しました。
13日(日)報告者-黒田敦
13日(日)は南三陸町と石巻市の視察に行きました。
この日は、仙台市内で仙台国際ハーフマラソンがあったため、
交通規制がかかっていない8時30分に
仙台YMCAをマイクロバスで出発しました。
支援対策室からは、村井シニアディレクター・大村ディレクター・
黒田が視察に同行しました。
仙台YMCAを出発し、
高速道路と一般道を通り南三陸町へ。
南三陸町では、まずは歌津地区にある伊里前小学校。
伊里前小学校は海から近いが高台に位置している。
それでも津波は1Fまで浸水とのこと。
説明を聞きながら運動場から町や海を一望。
志津川漁港を通過しようとした時、漁港で踊っている団体が・・・
関西京都今村組が南三陸町の子どもたちと「よさこい」の練習中。
短い時間でしたが、間近にパワーあふれる踊りを見ました。
その後、志津川病院に寄り、防災庁舎へ。
「南三陸町さんさん商店街」
南三陸町産のタコのてんぷらや
特産物などを購入。
石巻市道の駅「上品の郷」にて昼食。
その後石巻市立大川小学校へ。
大川小学校で多くの子どもたちが犠牲になったことに
ショックを受けていました。
石巻市街へ移動し、YMCA石巻支援センター前で
スタッフの伊藤剛士氏をバスに迎え日和山へ。
日和山からYMCA石巻支援センターへ行く途中、
3日間燃え続けた石巻市立門脇小学校へ。
教室の中は、焦げた跡や灰が残ったまま・・・
その後、YMCA石巻支援センターへ施設見学して一路仙台へ。
仙台YMCAには17時過ぎ頃に到着し、1日目が終了。
14日(月)報告者-大村裕司
14日は前日の視察とうってかわって、ハードな肉体系ワークにかかわって
いただきました。
以前より、よく話題にでております山元町の岩佐いちご農園が会場です。
今年の出荷は最盛期を迎えており、毎朝早くからお昼までは収穫、そして
お昼から夕方までは検品のうえ箱詰め、農協への出荷と毎日忙しい日々を
おくっておられます。
その間をぬって、来シーズンのための苗つくりの準備をおこなっています。
農協から仕入れた親株を、先日来組み立てのお手伝いをしてきた新しいビニル
ハウスで育てます。するといちごの親株から長いランナー(つる)が伸び、その
先に子株が発生します。この子株を来年用の新しい畑に定植していきます。
この一連の作業には、「水」が欠かせません。被災前は豊富な地下水を
使っておられましたが、被災後は地下に塩分が浸透し、地下水をそのまま
では使えなくなりました。そのため、貯水プールをつくり、地下水に雨水や
水道水をブレンドし、適当な塩分濃度に調整する必要があります。
順調に復興作業が進む中、昨年掘ったプール(主に京都YMCAのボランティア
チームが作業)だけでは不足しそうな見通しになったため、急きょ穴掘り
(プール作成)のワーク活動となったわけです。連休中に仙台Yのボランティア
チームがチャレンジしましたが、完成にいたらず、シアトルチームの出番です。
ハードワークで大丈夫?と聞いたところ、前日まで視察ばかりだったので、
身体がうずうずしているとのこと。
女子学生2名も含め、全員パワフルで
1日仕事と考えていたのに、
午前中で完成しました。
午後からは、解体まじかとなった母屋周辺の整理等を
おこなって1日の作業を終えました。
プロ顔 負けの「Good Job」に感謝です。