投稿日: Jun 18, 2011 12:15:35 AM
6月17日、南三陸町平成の森避難所で、横浜関内ワイズメンズクラブによる「インドカレー」の炊き出し(350食)を行ってきました。避難所生活者が106名と減少している中、隣接する仮設住宅の皆さんにも呼びかけ、インドカレーの香りを振りまきながら提供してきました。仮設住宅に移られた方の中には、避難所までカレーを受け取りに来ることも困難な高齢者もおり、スタッフ自らが一戸、一戸デリバリーも行いました。平成の森に建てられる仮設住宅戸数は250棟(現在建設中含む)。平成の森は1,000名を超える人口にもなる可能性があるとのことでした。この時期、避難所の方々は、多くの方がガレキ撤去等のアルバイトに日中は出ており、子供たちも学校に通っていることから準備したカレーも残ったため、泊崎方面の避難所の一つの馬場中山生活センターの方々に残ったカレーを全てプレゼントしてきました。
カレーの準備をする傍ら、女性の方々待望の化粧品各種(美容液、化粧水、洗顔石鹸他)を3避難所の女性の皆さんにプレゼントしてきました。女性の方々には待ちに待ったプレゼントであり、避難所、周辺の在宅避難者にも呼びかけ、必要とする方々で共有したいとのお言葉をいただきました。
[化粧品提供先]シーリア総合研究所、Dr.グレイス、丸菱油脂石鹸化学工業所、㈱エトヴォス、㈱ドクターベルツ
[平成の森事務所]スタッフに! [石浜地区]佐藤さん宅に! [馬場中山生活センター避難所]
復路、被災地の状況を調査してきました。
[近況]
馬場中山周辺・・・・地区仮設住宅建設が進み、7月初めには仮設入居が始まりそうだとのことです。それでも周辺のガレキはそのままでした。
石浜地区・・・・・地区避難所が津波により流されたため、地域の家庭に避難されている方、町の避難所に避難している方がおり、写真の佐藤さん宅裏の山に現在仮設住宅建設が進んでいました。これからは、異域住民の皆さんのために、石浜地区とYMCAの窓口として佐藤さんに活躍いただくことを快諾いただきました。佐藤さんのお孫さんは、名足り小学校2年生で、レクリエーションDAY、マジックショーと顔見知りになっています。
平成の森・・・・町内最大の仮設住宅密集地で250棟が間もなく完成。既に完成の仮設住宅も空きが80棟あり、現在、町で入居者を調整中とのこと。コミュニティと子どもを吟味しながらの作業が継続中です。
自然の家(戸倉地区)・・・・自然の家、神割崎、戸倉中学校、水戸部地区の高台に仮設住宅だそれぞれ50棟~80棟前後、ほぼ完成。入居もかなり進んでおり、がれきの撤去はまだまだという状況でした。
志津川地区・・・・・国道を走っていると仮設住宅は見当たりませんが、高台の志津川高校、中学校、小学校校庭に仮設住宅建設が進み、入居も進んでいます。
登米市①・・・・・JR陸前横山駅南側に仮設住宅が完成し、入居者も生活を日常に近い形で行っています。横山小学校がそばにあり、転校した子どもも数人あり。
登米市②・・・・・南方に大規模な仮設住宅が完了間近。便利性の高い地域のため、入居希望者が多いとのこと。それにより転校に拍車がかかる懸念あり。
戸倉小学校・中学校・・・・・仮設住宅への入居により小学校76名、中学校56名在籍。今後も転校の可能性あり。今回の震災で小学校は、既に25名が転校したとのこと。
[平成の森の避難所]