投稿日: Apr 05, 2011 12:14:40 AM
4月1日(金)、第2回目の支援物資輸送及び避難所の変化状況並びに今後の必要物資支援等の聞き取りを行ってきました。
1.登米市津山林業センター
南三陸町戸倉地区を中心とした家屋を流失した避難者の避難所です。男女衣類関係4箱(下着含む)、体育着及びTシャツ下着関係2箱、男女小人衣類2箱、文具2箱、菓子・飴玉1箱、缶詰1箱をお届けしました。
本避難所は登米市生活福祉課が避難所の担当しており、支援活動調整を同課との調整を必要とします。
2.宮城県志津川自然の家
南三陸町戸倉地区海岸部6避難所の本部に、男女衣類4箱(下着含む)、男女小人衣類1箱、文具3箱、菓子・飴玉2箱、食料3箱、その他をお届けしました。
3.志津川中学校
旧市街地の本部的機能を有した避難場所に男女衣類4箱、男女小人衣類2箱、お菓子・飴玉2箱、女性用下着・靴下2箱、文房具2箱他をお届けしました。
4.歌津中学校
歌津地区本部に男女衣類4箱、女性用下着・靴下2箱、男女小人衣類2箱、大人用スリッパ1箱、小人用スリッパ1箱、菓子・飴玉2箱、文具2箱他をお届けしました。
被災して20日を経過し、食料物資が底をつき始めたとのこと、高齢者が乾麺(うどん、そば)などの日本食を食べたいとの要望が出てきたとの情報をいただきました。昔は玉うどんや生麺がなかったため、乾麺への愛着が高齢者にはあるようですとのことです。
5.戸倉小学校
津波で3階建て施設が全て水につかり使用不可となった小学校は、廃校となっている登米市旧善王寺小学校をそのまま借りて戸倉小学校として運営できるように教育委員会がと調整しているとのことでした。そのため、小学生を持つ被災者家族は近隣の他行政区避難所に集団移転できるように併せて調整していけるように努めているとのことでした。
6.今後の支援活動
南三陸町仮庁舎内に教育委員会が設置され、総務課担当の方にYMCAのプログラム提供をぜひ行いたい旨、子どもたちの心のケアプログラムを行いたい旨を打診したことろ、小学校長と直接調整できるように計らっていただけるとの回答をいただきました。そののち、歌津地区伊里前小学校校長先生(本日着任)と面会する機会を与えられ、快く支援を受けたい旨の回答をいただいた。今後は、各小学校校長先生と調整を行っていきます。
○南三陸町では大規模避難所運営をできるだけ避け小規模避難所運営に移行し、地域自治会やボランティアで運営できる形に出来るように進めていく方針は変わっておらず、大部分の家屋が流失又は半・全壊の状況から避難所運営は長期化する予測を誰しもが抱いています。小規模避難所への細かな支援を継続すると共に子どもたちへの心のケアプログラムと高齢者への健康維持プログラムを計画していく必要と思われます。