調査協力者募集
高機能ASD児のお子さんに対する立場による認識の差異を調査するため、公立の小学校、中学校に所属する、小学1年生~中学3年生までの高機能ASDのお子さんの保護者のみなさんと、学校の先生、相談員の先生に下記研究調査計画について下記の通りご協力をお願いいたしたく存じます。保護者のみなさんがご承諾いただきましたお子さんに対して、調査票を送付いたします。当研究にご理解、ご承諾いただけましたらご連絡いただけますと幸いです。
1.研究の題目
高機能自閉スペクトラム症児の立場による認識の差異に関する研究
2. 研究の対象
公立の小学校、中学校に所属する高機能ASDの児童の保護者、教師、相談員 ※別にADHD、LDなどの診断があっても構いません
3.研究者
西南学院大学大学院 人間科学研究科 人間科学専攻 博士後期課程
学籍番号24DH002 今泉 佳代子
4.調査の方法
質問紙(アンケート・ASIST B尺度)
5.調査期間
令和4年12月15日~令和5年12月15日(延長しました)
公立小中学校、放課後等デイサービスなど支援機関からの応募締め切り令和5年12月5日
※保護者からの応募人数が340人に達した場合、早期に〆切ることがあります
6.調査方法について
(1) 質問紙は、アンケート用紙と、ASIST学校適応スキルプロフィール※(以下、ASIST)B尺度の二種類になります。
アンケート用紙は、高機能ASD児(自閉スペクトラム症、ASD、アスペルガー症候群、広汎性発達障害など)の診断のあるお子さんの、保護者、学校の先生、相談員の先生のお三方に同じものをご回答いただきます。ASISTは、保護者、学校の先生など、ご本人をよくご存じの方お一人に回答していただきたく存じます。アンケート用紙、ASISTはそれぞれ5分~10分程度お時間がかかる予定です。
(2) 研究協力は研究協力者の自由意思により決定し、拒否できることを保障すること、研究協力をお断りされることによる不利益をおかけしないこと、研究目的以外の情報収集や,研究目的以外に偶然に知りえた情報を使用しないこと、プライバシーや個人情報の保護に十分配慮すること、収集したデータは研究に必要な期間が経過した後に、裁断や破砕等により安全に破棄すること、ご協力によるご負担や不快への配慮をお約束いたします。
(3) この研究の成果は、博士論文としてまとめるとともに、各学術誌、研究会で発表する可能性があります。論文や発表ではお名前や勤務先情報は、個人が特定できない表記にいたします。その際には学校や個人が特定されることがないよう十分配慮致します。また、研究成果はこのホームページにてご報告いたします。
(4) ご協力にあたり、みなさんへの直接的なメリットはありません。しかし、高機能ASDのお子さんが正しく見立てられるようになり、関係者のよりよい連携に寄与すると考えています。
また、ASISTのB尺度は学校における特別な支援ニーズの把握ができるアセスメントです。ご希望があれば、頂いたデータより検査結果をご返送いたします。お子さんの個別指導計画や個別支援計画にお役立ていただけますと幸いです。
匿名性を担保したいとは思いますが、ご本人がいらっしゃるという確認が必要となりますので、まずは学校や支援機関などよりお申込みいただき、学校や支援機関より保護者の方へ調査協力応募用紙を配布していただきます。
詳しくは調査の流れをご覧ください。
※ASIST(Adaptive Skills profile of students: Information for School-teachers and Trainers)学校適応スキルプロフィール:橋本 創一・熊谷亮らによる学校適応スキルの標準化された指標です。
本人や保護者、支援者だれでも回答でき、A尺度では領域ごとにどの学年まで達成できているか、B尺度では、支援の必要な領域がわかります。