モデルロケットを打ち上げよう

モデルロケットは「エンジン」と呼ばれる火薬カートリッジを使って打ち上げます。

エンジンはA型,B型,C型などのタイプがあり,A型は5Ns,B型は10Ns,C型は20Nsの力積があります。

左の動画は,エンジンの違いによる打ち上げ高度の差を検証した動画です。

この動画は,360°カメラで撮影しています。マウスのドラッグ操作で360°好きなところを見ることができます。

ロケットがどこまで飛んだか追っかけてみて下さい。

紙や3Dプリンターを用いてモデルロケットを作成することも可能です。

また,工夫次第でロケットにカメラや観測機器を搭載することもできます。

右の動画では,カメラを搭載したロケットから撮影した映像を紹介しています。

モデルロケットSTEAM教室

2021年11月6日(土)に本学教員と附属小中学校の教員合同で「モデルロケットSTEAM教室」を開催しました。

開催概要

~導入~ STEAM教育とは? モデルロケットミッション「より高く,より近くに着地せよ」の説明

~観察~ 4種類のモデルロケットを発射し,形状の違いや気象条件の影響を観察から気づかせます。

~話し合い&製作~ どのようなロケットを製作すればミッションが達成できるか班ごとに話し合いを行い,構想を練り製作を行います。

~発射~ 各班2回の打ち上げを行い,高度と着地点までの距離を測定します。

~プレゼンテーション~ 自分たちのロケットの思考プロセスや,結果をプレゼンテーションします。

~特別講演~ 地動説,天動説の話から宇宙開発に至るまで,本学教員の特別講演を受講しました。

~おまけ~ 実際の衛星に搭載する機器のはんだ付け作業を体験しました!

ワークシート(PDF)はコチラからダウンロード可能です。

モデルロケット教室ワークシート.pdf

手作りモデルロケットの作り方

1.用意するもの

 ●材料

  ①ボディーチューブ用型紙(コチラからダウンロード可能です。インクジェットプリンタ用写真用紙など厚手の紙に印刷して下さい)

  ②アルミシート(100円ショップ等で購入可能)

  ③刺繍用糸

  ④平ゴム

  ⑤ヒートン(小)

  ⑥付箋紙

  ⑦PPシート(100円ショップ等で購入可能)


 ●工具等

  ①はさみ  ②カッター  ③液体のり  ④瞬間接着剤(ゼリー状)  ⑤木工ボンド  ⑥3Dプリンター  

  ⑦Φ38mm金属パイプ(工事現場の足場等で使用するものです。ホームセンター等で購入可能)

2.製作手順

1.ボディーチューブをダウンロードして印刷します。

2.余白を切り取ります

3.Φ38mmのパイプに巻きつけ,巻グセを付けます。

4.のりしろに液体のりを塗り隙間の無いように巻きつけます。

5.継ぎ目にセロテープを貼ります。(若干長めに貼ります)

6.余ったセロテープをボディーチューブの内側に貼り付けます。

7.パラシュート用の型紙をA3サイズに印刷します。

8.型紙を切ります。

9.型紙をアルミシートに重ねて,マジックで線を書きます。

10.アルミシートを切ります。

11.刺繍用糸を長さ50cm×3本切ります。

12.糸の両端を片結びします。

13.糸の端をアルミシートの端にシールで固定します。

14.糸を束ねます。

15.輪になるように結びます。

16.3Dプリンターでノーズコーンとエンジンノズルを出力します。

※データはコチラから

17.ノーズコーンのヒートン取付部にΦ1.2のドリルで穴を開けます。

18.ヒートンを取り付けます。

19.ボディーチューブの内側に木工用ボンドを塗ります。

20.エンジンマウント側にも木工用ボンドを塗ります。

21.はみ出たボンドはキレイに拭き取ります。

22.平ゴムを30cm位に切ります。

23.平ゴムの先端をノーズコーンのヒートンに縛ります。

24.パラシュートを平ゴムの中間に縛ります。

25.付箋紙を1枚用意します。

26.台形に切ります。

27.付箋紙の中間に木工用ボンドを塗り,平ゴムの反対側を載せます。

28.上半分を折ります。

29.下側のゴムの部分に木工用ボンドを塗ります。

30.さらに折り曲げます。

31.再度,木工用ボンドを塗ります。

32.ボディーチューブの内側に貼り付けます。

33.フィンに瞬間接着剤を塗ります。

34.ガイドラインに沿って,フィンを貼り付けます。

35.フィンの付け根に木工用ボンドを塗ります。

36.指でならします。

38.ストローを50mmに切断しガイドラインに沿って瞬間接着剤で貼り付けます。

完成!!