音楽企画課の声

音楽の仕事は、街の魅力を作ることでもありました

事業企画部 音楽企画課
中粉将樹さん(2017年9月入社)

漠然と「音楽に関わる仕事がしたい」と思っていた学生時代

もともと音楽が好きな子どもでした。新潟県の柏崎で生まれ育ったのですが、叔母の影響で保育園の頃からピアノを弾き、中学生ではユーフォニアムを演奏しました。

中学3年のときにテューバを吹いていた先輩が卒業し、男の子で体も大きかった私に「テューバをやりなさい」と白羽の矢が立ったのです(笑)。好きで始めたテューバではなかったけれど、不思議なことに今でも趣味で続けています。

中学を出たあとは、新潟中央高校の音楽科を卒業し、首都圏の音大に進学しました。プロの演奏家を目指して朝から晩まで演奏漬けの毎日でした。結果的に演奏家にはなりませんでしたが、学生の頃から漠然と「音楽に関わる仕事がしたい」と思っていました。

最初に入社した首都圏のオーケストラでは、広報を担当

在学中に就職活動をして、首都圏の各オーケストラや各地の公共ホールなど、音楽の仕事ができそうなところは片っ端から受験しました。最初に入社したのは在京オーケストラの事務局です。そこで広報の仕事を1年半ほど担当したのですが、とても忙しい職場でした。

先輩の下で情報発信や記者会見の手配などさまざまな業務を行いましたが、とにかく年間パンフレットの制作が大変だったのを覚えています。情報量も多く、内容も凝った作りで。その分お客様には好評で、重要な集客ツールになっていました。やはり広報は大切だなと思いましたね。

りゅーとぴあの求人情報を偶然発見。翌日が応募締切でした(笑)

日頃から地域創造やネットTAMの求人情報をよく見ていました。ある日、りゅーとぴあ音楽企画課のスタッフ募集を発見して、翌日が応募締切だったんです!

大急ぎで書類を準備し、速達で送りました。そこから一次二次と進んでいったのですが、私のときは面接がユニークで・・・。仕事に対する考え方だけでなく、自分自身をさらけ出していくような面接となりました。

前職ではオーケストラやコンサートを広報する仕事に就きましたが、りゅーとぴあでは音楽公演をアーティストとともに作る仕事です。ぜひ挑戦してみたいと思いました。

音楽スタッフの仕事は、街の魅力を作ることでもありました

りゅーとぴあは日本有数のホールで、音響は最高。主催公演も首都圏に引けを取りません。そのような会館で働けてとても刺激的ですし、誇らしく思います。

当館の準フランチャイズ・オーケストラである東京交響楽団(以下:東響)の楽団員の方々によく言われるのが、「新潟のお客様はあたたかい」ということ。アーティストを迎える拍手も笑顔も優しくて、客席と一緒になってコンサートの雰囲気を作っている気がするんです。そんな舞台裏で働けて幸せですね。

音楽スタッフの仕事は、単なるコンサートの企画・運営ではなくて、舞台芸術を通して豊かな時間を作ることであり、ひいては街の魅力を作ること。仕事を通して社会に役立ちたいと考える人には、とても向いていると思います。

コンサートの実施からジュニア音楽教室まで、幅広く担当しています

先ほどお話しした自主事業の企画・運営以外にも、ジュニア・オーケストラと、にいがた東響コーラス(東響新潟定期で共演するための合唱団)の運営も担当しています。練習のスケジュール管理や先生との連絡業務、調律手配、契約書のチェックなどなど仕事は盛り沢山。どちらも市民参加型の事業で、プロが相手ではないからこその難しさと楽しさがあると思っています。

例えばジュニア・オーケストラは小4から高3までの100人以上が在籍していますが、さまざまな方向から思いもよらぬ悩みが飛んできて、相談に乗っていると楽しいですし、彼らにアドヴァイスをすることが自分の学びや成長につながっています。大学生のとき、教師の道も自分の選択肢にありましたが、それに近いことが今できているのかも知れません。

どんな仕事も一人ではできない。だからチームワークが大切です

改めて振り返ると、どの仕事も自分一人ではできないのだと痛感します。自分が主体でチラシを作ったとしても、皆さんがデザインやキャッチコピー、リード文へのアドバイスをくれたり、校正をしてくれて、結局はチームワークなんです。

私が所属する音楽企画課は、何でも気軽に言い合える空気を重要視します。笑いも大切にしているから、館内でも賑やかな部署かもしれないですね(笑)。人間関係が良くないと誰でも長続きはしません。その辺りを分かっている先輩がいたら、そこはきっと良い職場だと思います。

「好き」な気持ちを原動力に、進化していきたい

企画会議で自分の案が通ると、すごく嬉しいです。これからも失敗を恐れず、経験豊かな先輩の胸を借りながら、積極的にアイデアを出していきたいです。

もともと音楽が大好きで、CDショップに負けないくらいのCD棚が自宅にある私です(笑)。「好き」な気持ちは仕事をする上で強力な原動力になります。その思いを忘れずに、経験を積み重ねて進化していきたいですね。

~ りゅーとぴあを志望する皆さんへ ~

あなたが輝ける場所を見つけてください

私は音楽畑を歩んできた人間ですが、りゅーとぴあの音楽企画課は、最初は専門知識がなくても大丈夫。ともに働きながら学び、成長していけたらうれしく思います。

コンサートをつくるだけでなく、ジュニアの面倒を見たり、大人の合唱団を運営するなど多彩な仕事があるので、きっと皆さんが輝ける場面が見つかるはずです。

この職場は、音楽の感動があります。お客様の言葉にも感動があります。ジュニア音楽教室の子どもたちも感動をくれます。さまざまな感動に支えられて、私もたいへんな仕事を乗り越えてきました。

この感動を、まだ見ぬ未来の仲間と一緒に味わいたいと願っています。

 広報スタッフ募集に関するお問合せ

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