アーティスト・コメント
~りゅーとぴあを志望する皆さんへのメッセージ~
当館ゆかりのアーティストから、スタッフや施設への感想をお聞きしました。(五十音順)
新潟にりゅーとぴあがあって良かった
加藤礼子
(ヴァイオリン/ジュニアオーケストラ教室講師/
りゅーとぴあアウトリーチ事業 第一期登録アーティスト)
私が演奏家として、新潟で基盤を作っていけるようになったのは、りゅーとぴあアウトリーチ事業の第一期登録アーティストになったのがきっかけでした。妥協のないプログラム作りや、年に何度もやらせて頂いたアウトリーチ、任期終了リサイタルは私を大いに成長させていただきましたし、「あなたが新潟で、音楽で生きていけるように」と提案してくださったリサイタルシリーズは今年で5回目を迎え、毎回選曲からチラシデザインに至るまで超強力にアシストしてもらっています。新潟の演奏家のクオリティを高め、より広範囲に、より小さなコミュニティにまでクラシック音楽の良さを広める。長期的かつ実践的な、すごい取り組みだと思います。
そしてジュニア育成事業。わたしは講師として関わらせて頂いていますが、職員の方々のきめ細やかなアシストには、本当に頭が下がります。卒団生が大人になっても楽器を続けていたり、コンサートに来てくれたり、自分の子供にまた音楽をやらせたりしている姿を見ると、育成事業はこつこつと、しかし確実に新潟の音楽文化を発展・循環させているのだなと感じます。
私はりゅーとぴあの職員の皆さんの、新潟の音楽をより発展させようという志の高さにいつも感服させられると共に、新潟にりゅーとぴあがあって、本当に良かったと心から思っています。
[プロフィール] 新潟市秋葉区出身。桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学卒業。2015年より始まったリサイタルシリーズや新潟室内合奏団等とのオーケストラ共演、ゲストコンサートミストレスなど幅広く活動を行う。これまでに奥村和雄、辰巳明子の各氏に師事。桐朋学園大学附属「子供のための音楽教室」新潟分室、新潟市ジュニアオーケストラ教室講師。りゅーとぴあアウトリーチ事業第1期登録アーティスト。
photo : Shuhei NEZU
心から尊敬できる素敵な方々ばかり
中川賢一(ピアノ)
まずお薦めは、りゅーとぴあの音楽事業の企画立案方法が「スタッフ制」であることです。年齢に関係なく若いうちから提案ができ、新潟のお客様へ紹介したいと思うアーティストの公演が実現可能だと思います。
またコンサートの企画制作だけでなく、年80本にもおよぶアウトリーチ事業、ジュニア音楽育成事業(オーケストラ・合唱団・邦楽合奏団)、準フランチャイズ・オーケストラの東京交響楽団と共演するための合唱団(にいがた東響コーラス)の運営など実に多彩な事業展開を行っており、公共ホール職員として必要な様々なノウハウを学ぶことも可能でしょう。
しかし何よりお薦めできる点は、音楽企画課で働くスタッフの方々。優秀な上にユーモア精神にも溢れ、心から尊敬できる素敵な方々ばかりです。私も縁があり、りゅーとぴあで度々演奏させていただいておりますが、将来一緒にお仕事ができるかもしれません!興味ある方は、ぜひチャレンジいただければと思います。
[プロフィール] 桐朋学園大を経て、アントワープ音楽院首席修了。ガウデアムス国際現代音楽コンクール第3位。ソロ、室内楽、指揮で活躍。国内外の音楽祭出演多数。アンサンブル・ノマドメンバー。お茶の水女子大、桐朋学園大非常勤講師。
photo : Hannes Heinzer
音楽界をアーティストと共に盛り上げてくださる素晴らしいホールです
新倉瞳(チェロ)
スイスへ渡り10年以上が経ち、海外の様々なコンサートホールや教会で演奏する機会がありますが、日本で演奏するたびに日本には素晴らしいコンサートホールが多いと思います。
その中でも新潟『りゅーとぴあ』のホールの響き、スタッフの皆さんのあたたかさ、企画内容は群を抜いて素晴らしいと感じております。今や全国的になってきた1コイン・コンサート発祥の地でもある『りゅーとぴあ』の音楽界への貢献力、また、いちアーティストとして長くお付き合いさせていただいておりますが、アーティストと共にコンサートの内容を盛り上げてくださるその姿勢にとても感謝しています。
この素敵な環境に、どうかあなたのアイディアを思い切りぶつけて、さらに音楽界を盛り上げてください!
[プロフィール] 桐朋学園大学音楽学部を首席卒業し、バーゼル音楽院ソリストコース・教職課程の両修士課程を最高点で修了。在学中にCDをリリースしデビュー。受賞歴も多数、近年では第18回ホテルオークラ音楽賞、第19回齋藤秀雄メモリアル基金賞受賞。現在はスイスを拠点に日本国内でも活躍するほか、司会、番組ナレーション、音楽劇、演奏家のためのドレスM Maglie le cassettoのプロデュース等、活動の幅を広げ音楽の素晴らしさを広く深く伝えようとする姿勢が多くの共感を集めている。
photo : Shigeto Imura
音楽を地域に届ける熱意と戦略がある
三浦一馬(バンドネオン)
りゅーとぴあでは何度も演奏させていただいていますが、まずスタッフの皆さんに感じるのは「タンゴという音楽を地域に届けたい」という熱意と、それを実現するための「戦略」をお持ちだということです。
僕の例でいいますと、2014年はバンドネオン&ピアノで出演し、2018年はキンテート(五重奏)で、そして今年2021年は室内オーケストラで出る予定です。つまりさまざまな編成で呼んでくださって、聴衆の皆さんに幅広く楽しんでいただいている、ということなのです。
りゅーとぴあで出演するたびに来場者数も増える一方で、自分の大切な音楽が市民の皆さんに届いているのを肌で感じています。僕と同じように大変やりがいを感じ、りゅーとぴあが大好きなアーティストはきっと他にも数多くいるはずです。
りゅーとぴあでスタッフとして働くということは、アーティストと相思相愛で仕事ができることでもある。そのように思います。
[プロフィール] 10 歳よりバンドネオンを始め、小松亮太に師事。2006 年別府アルゲリッチ音楽祭にてバンドネオン界の最高峰ネストル・マルコーニ氏と出会い、その後自作 CD の売上で渡航費を捻出してアルゼンチンに渡り、現在に至るまで氏に師事。08 年国際ピアソラ・コンクールで日本人初、史上最年少で準優勝。14 年度出光音楽賞を受賞。17 年自らが率いる室内オーケストラ「東京グランド・ソロイスツ」を結成。18 年最新盤「Libertango」のリリース記念を兼ねた全国 11 か所を回るキンテート・ツアーを成功に導く。現在、若手実力派バンドネオン奏者として各方面から注目されている。
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