2025年度「自死遺族へのアートセラピーを用いたグリーフケアプログラム」参加者募集の概要
自死/自殺によって親や子ども、きょうだいや親戚などの家族や親族を亡くした方へのグリーフケアプログラムを2025年11月から2週間に1回で合計7回の短期プログラムとして実施します。
【プログラムの目指すもの】
プログラムでは家族や死別体験、亡くなった方のことについてアートセラピー(芸術療法)の技法で表現します。その取り組みを通して、死別体験を自身の人生の物語の一部として語ることにつながり、それぞれの体験がそれぞれの中であるべき様に変化していけることを目指します。
【アートセラピー(芸術療法)とは?】
今回のプログラムで用いるアートセラピーでは、絵を描くことや、箱庭療法というフィギュアや人形を用いて死別体験を表現することを行います。表現した時のご自身の体験を重視しているため、表現の上手・下手ということは全く関係がありません。そのため、表現することが苦手だと思われる方もご心配なく取り組むことができます。
それらの表現を通して、死別体験や亡き人との関係性、そこに伴うお気持ちの部分を整えていくことを目指します。またそれだけではなくその先を生きていくことに寄与できることを目指します。
【スタッフについて】
スタッフは臨床心理士・公認心理師である大学教員(倉西)と臨床心理士・公認心理師や社会福祉士等の対人援助に関する専門家のみが担い、臨床心理学の専門性を生かしながらグリーフケアプログラムを実施します。
【このような方は是非ご参加下さい】
・亡くなったことを受け止め切れず、気持ちの置きどころがないように感じる
︎・亡くなった本人との繋がりを感じながら、自分の気持ちを整理したい
︎・亡くなったことを日常生活の中で話すことは難しいが、限られた空間の中で同じような立場の人と一緒にワークをしたい
︎・亡くなった方との関係性や、ともに過ごした時間をワークを通して見つめたい
・自死ということを話せる人が他にいない
・ある程度整理がついているけど、もう一度体験を振り返って確認したり、より深く考えてみたい
【お申込み手続き】
「お申込み」をクリックいただき、その申込フォームから必要事項を記入いただき「送信」をクリックして下さい。
メールやお電話でもお申込み受け付けています。
お電話:0774-25-2512(倉西研究室)
お電話は留守電になる場合がありますが、ご自身のお電話番号を留守電に残していただければ折り返しご連絡いたします。
一度お会いしてお申し込みされるかどうかのご相談を行っていただくことも可能です。
【お申込み締切】
2025年10月20日(月)
【ご参加いただける方】
自死で家族を亡くした方。自身の年齢や死別後の期間などは問いません。
(お子様がおられる場合は託児もお引き受けしますので、ご相談下さい)
【参加定員】
6名(先着順です。お早めにお申し込み下さい)
【実施日程】
・実施回数:1回2時間のプログラムを月に2週間に1回実施します。
・実施日程:2025年11/8、11/29、12/13、12/27、2026年1/10、1/24、2/7の土曜日(合計7回)
・実施時間:13:00~15:00(受付12:50~)
*数回程度の欠席につきましては問題ございません。そのため、全日程参加できない場合でもお申込み下さい。
*初回日程の前に、個別で詳しくお話を聞かせていただくお時間を持たせていただきます。
【参加費】
・無料
*当活動はプライバシーや個人が特定されることがないように配慮された上で、研究として取り扱われるものとなっております。そのため、無料での実施としております。この点についてはお申込み後の初回の面談の際にご説明させていただきます。
【場所】
京都文教大学(京都府宇治市槇島町千足80)
*大学までは最寄り駅の近鉄向島駅から無料スクールバスが運行しております。
*大学の駐車場が利用可能のためお車でお越しいただくことも可能です。
【お問い合わせ先】
ご質問等ございましたらh-kuranishi@po.kbu.ac.jp、電話:0774-25-2512(当プログラム代表:倉西宏)までお気軽にご連絡下さい。お電話の場合は留守電になることもございますので、お電話番号を残していただくようお願いします。