死別体験をわかちあう会

「こはこ」

~こころ、はこぶ、こころ~

(京都文教大学臨床心理学部 倉西 宏 研究室)

当ページは京都文教大学の倉西准教授が運営する「グリーフケアトポス*こはこ」の活動紹介のページです。

 活動に関してお伺いされたい方は以下の連絡先までお尋ねください。

Mail:h-kuranishi@po.kbu.ac.jp

電話:0774-25-2512(倉西研究室) 

What’s New

【2024年4月2日】

・2024年度の活動日程や内容等を修正しました。日程はこちらをご確認下さい。

・2024年度も親を亡くした小学生と保護者へのグリーフケアプログラムを開催することにいたしました。詳細はこちらをご確認下さい。

【2023年4月17日】

2023年7月1日(土)~8月26日(土)の毎週土曜日に遺児小学生を対象としたグリーフケアプログラムを実施します。詳細はこちらです。チラシもご覧ください(チラシはこちらです)。

 【2022年10月6日】

当会の立ち上げに関する論文を京都文教大学「臨床心理学部研究報告」に掲載いただきました。ご関心ある方は以下をクリックしてご一読下さい。『京都文教大学グリーフケアトポス「Co *はこ」』の 立ち上げと今後について

【2022年526日】

過去に実施してきた研修会の実績報告のページを作成しました。メニューまたは上部のタブからご確認下さい。

【2022年4月13日】

2022年度の「こはこ」の活動日程を「スケジュール」のページで更新しました。ご参加お待ちしております。

【2022年3月2日】

当団体の代表である倉西が、科研費・基盤研究(C)に採択されました。研究課題名は「遺児と保護者へのナラティブをベースとしたグリーフケアプログラムの実証的効果測定」です。「こはこ」で上記活動が実施できるよう準備を行う予定にしております。また詳細情報は追ってご連絡いたします。 

  はこ」の活動を、以下にご紹介いたします。

活動概要と目的

以下の「(1)」を中心活動としており、今後「(2)」「(3)」の活動にも広げて行ければと考えています。


(1)死別体験を経験された方々の臨床心理学的サポート活動・グリーフケア活動


死別体験をグループでわかちあい・取り扱うための時間と場所を開きます。ここでの体験を通して、それぞれがそれぞれの心の動きに合わせながら死別体験に取り組むことを目指したり、またある時には取り組まないで良い時間となることを目指します。それらを通して、自身の体験があるべきように移り変わっていくことをサポートする場を生み出します。また必要に応じて個別的な対応を行う場合もあります。必要な方はお申し出下さい。

また、この「わかちあいの会」には以下の4種類のグループを実施しています。

①死別を体験された方ならばどなたでもご参加できるグループ

②配偶者様(夫または妻)を亡くされた方のみのグループ

③18歳以上(高校を終えられて以降を目安)のお子様を亡くされた方のみのグループ

④18歳以下(高校生までを目安)のお子様を亡くされた方のみのグループ


 必要性にあわせてご参加いただけましたらと思っております。それぞれの日程は本ページの上部「スケジュール」のタブからご確認下さい。

 今後、上記以外のグループも増やしていければと思っています。



(2)死別を経験された方々の理解やサポート・又はグリーフケアについての啓発活動


講演会・研修会・ワークショップなどの活動を通して死別後のサポートに関する啓発活動を行います。また必要に応じて研究にも取り組み、啓発活動の一助とします。


(3)死別を経験された方々をサポートする人材・グリーフケアに携わる専門家の育成

 死別体験を行う援助者をサポートする活動、またはそういった活動に携わる人材育成を行うための講座やワークショップのを開催します。それらを通して、グリーフケア文化の底上げの一助となることを目指します。

 多くの皆様のご参加をお待ちしています。

【代表者の紹介】

氏名:倉西 宏

所属:京都文教大学臨床心理学部    准教授

   放送大学客員准教授

学位:博士(臨床心理学)

資格:臨床心理士、公認心理師

京都府臨床心理士会 理事

一般社団法人 日本公認心理師養成機関連盟 広報委員会 委員

日本臨床心理士資格認定協会 教育・研修委員

京都府がん患者団体等連絡協議会 相談役

研究テーマ:傷つきと喪失の臨床心理学、グリーフケア、死にまつわる周辺、芸術療法等のイメージを用いた心理療法

所属学会:グリーフ&ビリーブメント学会、日本心理臨床学会、日本箱庭療法学会、日本ユング心理学会、スピリチュアルケア学会

 大学生の頃から、遺児支援団体のあしなが育英会の学生ボランティアを行い、死による別れを経た方々と関わってきました。人は何かを・誰かを失う時、悲しみに包まれ、悩み苦しむことがあります。そこから進むことは並大抵のことはないと思っています。ただ、喪失やその傷つきは「自分とはどういう人間なのか」ということの“かけら”を示してくれる場合があります。様々な苦悩も秘めたそのプロセスがいかにして進み、そのためにはどのような援助が必要なのかについて取り組んでいきたいと思っています。

 また、それ以外の研究テーマとしては心理療法において描画や箱庭、夢、などのイメージと呼ばれる表現を用いることが、いかに自己や自分自身の抱える現実と向き合うことにつながるのかについて考えています。「こはこ」では箱庭療法を用いた喪失体験のワーク等も実施することを考えています。 

[スタッフ]

倉西宏(京都文教大学臨床心理学部准教授)、京都文教大学臨床心理学部生・大学院臨床心理学研究科大学院生、グリーフケア活動に関心を持ち一定のトレーニングを受けた地域住民、など。 

「京都文教大学グリーフケアトポス*こはこ」会場(京都文教大学サテライトキャンパス)

*スマホから閲覧されている場合は、横画面にしていただくと地図が見えやすくなります。

事務局:京都文教大学 倉西研究室(お問い合わせはこちらにお願いします)

Mail:h-kuranishi@po.kbu.ac.jp 電話:0774-25-2512(倉西研究室) 

グリーフケアトポス「こはこ」の名の由来について

 グリーフケアを行える小さな空間を作りたいというところから「小箱」を連想しました。濁音を取り、グリーフケアでは心理療法やカウンセリングの技法なども取り入れ実践する予定なので「Counseling」の頭文字の「こ(Co)」を用いています。また「Co」は「共に」という意味もあり、ともに寄り添い進んでいくという意味も込めています。またこころをはこぶ作業であるとも思い「ころ、こぶ、ころ」の頭文字にもなっています。また、「トポス」とは「場」を意味する言葉で、グリーフケアを行う守られた場を表現して名付けました。

関連各種情報

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