関連学会

異常検知を陽に扱う論文誌はじめ国内研究会は存在しません．メリット・デメリットを考えて次のような特色のある会議や研究会に出すのが良いと思います．

1. 異常検知手法を扱う
   1. メリット：新手法として注目を浴びる
   2. デメリット：手法を提案するが，問題の難しさが共有できない
2. 対象ドメインを扱う
   1. メリット：問題の難しさが共有できるため，注目を浴びる
   2. デメリット：聴衆が機械学習に疎く，新手法が理解されない
3. データ形式を扱う
   1. メリット：信号処理や画像といった分野ならではの聴衆の理解がある
   2. デメリット：問題の難しさが共有できない

国際学術論文誌

異常検知タスク寄り

• IEEE Transactions on Reliability
  • Impact Factor: 2.790 (2018-05-22)
• Mechanical Systems and Signal Processing
  • Impact Factor: 4.116 (2018-05-22)
• IEEE Transactions on Industrial Electronics
  • Impact Factor: 7.168 (2018-05-22)

対象ドメイン寄り

• Energies
  • Impcat Factor: 2.262 (2018-05-22)
• Wind Energy
  • Impact Factor: 2.725 (2018-05-22)
• Renewable Energy
  • Impact Factor: 4.357 (2018-05-22)
• IEEE Transactions on Sustainable Energy
  • Impact Factor: 4.909 (2018-05-22)

国際会議

• ICPHM，IEEE International Conference on Prognostics and Health Management
  • IEEE Reliability society が主催する構造物や産業機器の異常予兆検知や状態モニタリングに関する国際会議．技術よりの発表が多いと評判．毎年開催．例年，フルペーパー締切は2月頭，開催は6月中旬．アブストの投稿は無い．
• PHM-Euro，Prognostics and Health Management Conference
  • ヨーロッパで開催されるIEEE Reliability Societyが後援する国際会議．フルペーパーは2月頭，開催は5月．原稿の投稿が会議最終日．会期終了のページにおいてもプログラムがTBDになっていたりと色々不安を感じさせる．
• PHM-China，Prognostics and System Health Management Conference
  • 中国国内で開催されるIEEE Reliability Societyが後援している国際会議．中国国内開催だが，英語で行われる．Webページはとても完成度が高くプログラムも開催3ヶ月前の時点で公開されている．PHM-Euroより良さそうだ．
• PHM, Annual Conference of the Prognostics And Health Management Society
  • PHM society が主催する構造物や産業機器の異常予兆検知や状態のモニタリングに関する国際会議．ICPHMとは異なる団体が主催する．産業寄りで，手法を自社製品等へ適用したという事例紹介が多く，最新の技術との厳密な比較などは行わない発表が多い．毎年開催．例年，アブスト締め切りが3月中旬～4月頭，フルペーパー締切は5月～6月，開催は9月～10月．
  • フルペーパー投稿後からData Challengeが開催され，上位者は会期中に招待講演がある．
• PHME, European Conference of the Prognostics and Health Management Society
  • PHM society が主催する構造物や産業機器の異常予兆検知や状態のモニタリングに関する国際会議．隔年開催（偶数年に開催）．例年，アブスト締切は1月，原稿投稿は４月，開催は7月．欧州にて開催．2016年度はEWSHMと共同開催された．
• PHMAP, Asia Pacific Conference of the Prognostics and Health Management Society
  • PHM society が主催する構造物や産業機器の異常予兆検知や状態のモニタリングに関する国際会議．アジア・太平洋地域で開催．2017年度が初回．

国内全国大会

• 電子情報通信学会／総合大会
  • 毎年開催．例年，申込締切は1月，開催は3月中旬．構造物や産業機器の異常の予知・故障解析・診断に関するセッションもあり（「信頼性」）．
• 人工知能学会 / 全国大会
  • 毎年開催，例年申し込み締め切りは2月，開催は6月上旬．診断問題として構造物や産業機器の異常の予知・故障解析・診断に関するセッションもできる．

国内研究会

• 日本機械学会（JSME）／評価・診断に関するシンポジウム
  • 日本機械学会が主催する安全・安心で持続可能な社会のための「評価」「診断」に関するシンポジウム. 毎年開催. 例年，講演申込締切は8月，原稿提出は10月，開催は12月．
• 日本風力エネルギー学会（JWEA）／風力エネルギー利用シンポジウム
  • 日本風力エネルギー学会が主催する，風力エネルギーに関するシンポジウム．毎年開催．例年，講演申し込み締め切りは8月，原稿提出は10月，開催は12月．