The Marching Show
天球の世界
The World of Celestial Sphere
第35回定期演奏会上演作品
The Marching Show
天球の世界
The World of Celestial Sphere
第35回定期演奏会上演作品
観測者を中心に「空」はどこまでもつながっている。
国境を越えて風を運び、季節がめぐる。
この国の天球が映した、ある1年の空の物語。
2023年度の一年間は、私たち吹奏楽部にとって様々な場所で見た「空」が印象的な一年でした。
そこから着想を得て、これからの日本の空に映し出される景色が平和で明るいものであることを願って作り上げるマーチングショーです。
このショウは「天球の世界」と題して、1945年の太平洋戦争末期から終戦後に迎えた新しい春までを描きます。
M0:National anthem of Macross
(映画「Macross Plus」より)
M1:文明の道
(NHKスペシャル「文明の道」より)
M2:夢灯篭
(映画「君の名は。」より)
第1幕は物語への導入です。
これまでの歴史に思いを馳せ、空が見守ってきた私たち人類の文明の発展の様子を描きます。のどかで美しい旋律の静かなトランペットのソロから物語が幕開けし、「文明の道」では人の歴史の起こりを表現しています。
一転し、映画「君の名は。」で有名な「夢灯篭」では、日々猛スピードで過ぎ去っていく現代の姿を描きます。画一的な人々の慌ただしい日常を表現しています。
夜になって眠りにつき、まるで夢を見るかのように時代が遡り静かに第2幕へと移っていきます。
M3:風の通り道
(映画「となりのトトロ」より)
M4:Decisive Battle
(映画「シン・ヱヴァンゲリヲン」より)
第2幕からが本編です。
季節は初夏を迎えたころ。ジブリの名作「となりのトトロ」で印象的な音楽「風の通り道」で、燃えるような緑が一面に広がり、川に水がせせらぐ1945年の美しい日本の原風景を描きます。
1945年の初夏は、本土決戦に向けた緊張感が高まった時期でもあり、日本各地で空襲が相次いで行われるなど、人々の不安や恐怖をエヴァンゲリヲンで有名な「Decisive Battle」で表現します。
M5:閃烈なる蒼光
(「モンスターハンター」より)
M6:YURI on ICE
(アニメ「YURI on ICE」より)
第3幕は、1945年の夏〜秋にかけてを描きます。
この年の夏は、私たちにとって忘れられない季節です。全てが一瞬にして、強い光と共に消え去ってしまいました。空には大きな雲が伸び、灰が空を覆いました。空の青が消えた瞬間でした。
そして、戦争が終わると同時に夏が終わり、はっきりとした色彩を持って秋を迎えていきます。
しずかに季節が巡っていく様子をカラーガードが同名アニメ作品のテーマ曲「YURI on ICE」で表現します。
M7:戦場のメリークリスマス
(映画「戦場のメリークリスマス」より)
M8:地球儀 Spinning Globe
(映画「君たちはどう生きるか」より)
第4幕は、1945年の冬から翌1946年の春にかけてを描きます。
喪失感のある静かな冬と、春に向けて力強く目覚めていく人々の様子を同名映画のテーマ曲「戦場のメリークリスマス」が奏でます。
季節が巡り春が来ると、2023年に話題となった映画「君たちはどう生きるか」の主題歌「地球儀 Spining Globe」が優しく春の訪れと未来への希望を描き、二度とこのような悲劇を生まないために、平和な世の中を照らす優しい光を表現します。
これからもこの国の空が美しいままであることを願って…。