第Ⅲ部
コンサートステージ
120人の呼吸が揃う瞬間、それは『音楽』を超えて『祈り』になる。
コンサートステージは、ごまかしの効かない真剣勝負です。 動き回るマーチングでもなく、役になりきるミュージカルでもない。 椅子に座り、指揮者を見つめ、ただひたすらに『音』だけで感情のすべてを表現します。
今年のプログラムは、『希望(東風)』『衝撃(Crossfire)』そして『運命(シダス)』。 3年間の集大成として、一音入魂のシンフォニック・サウンドをお届けします。
120人の呼吸が揃う瞬間、それは『音楽』を超えて『祈り』になる。
コンサートステージは、ごまかしの効かない真剣勝負です。 動き回るマーチングでもなく、役になりきるミュージカルでもない。 椅子に座り、指揮者を見つめ、ただひたすらに『音』だけで感情のすべてを表現します。
今年のプログラムは、『希望(東風)』『衝撃(Crossfire)』そして『運命(シダス)』。 3年間の集大成として、一音入魂のシンフォニック・サウンドをお届けします。
2009年、鶴岡東高校吹奏楽部の委嘱により作曲されました。
春の訪れを告げるファンファーレで始まり、2/4拍子で典型的なマーチの形式を踏襲しながらも、旋律やハーモニーは斬新な心浮き立つコンサート・マーチで、トリオ部では美しい旋律とともにどこか穏やかな田園風景を思わせるような音楽風景が広がります。
タイトルでもある「東風(こち)」は、東から吹く初夏の心地よい風を指しており、心が浮き立つような気持ちを表しています。
コンサートのオープニングにふさわしい、素敵なマーチをお楽しみください。
吹奏楽界で絶大な人気を誇る日本の作曲家、樽屋雅徳。彼の「Crossfire 2023 ed. November22 JFK」は、1963年11月22日に起こったジョン・F・ケネディ大統領暗殺事件をテーマに、今なお残る多くの謎を音楽で描いた作品です。
銃の発砲音を思わせる衝撃的な冒頭部から、聴く者を一気に物語へ引き込みます。暗殺されたケネディ氏の無念さを示すAdagioを経て、彼の記憶の中を軍楽隊が通過する情景が描かれます。強奏のコラールと細かいパッセージが交錯し、「希望」と「無念」が入り混じった心情を壮大なスケールで奏でます。終盤では、めまぐるしい展開の中、渦巻く謎を表現したメロディが各パートで掛け合われます。そして再びAllegroとなり、「謎」を残して曲は幕を閉じます。
世紀の事件に込められた彼の想いと、残された「謎」の結末を、ぜひ耳でお確かめください。
この作品は2001年、創立75周年を迎えたリヒテンシュタイン音楽連盟の委嘱作品として、吹奏楽作品において世界的な人気を誇るオーストリアの作曲家トーマス・ドスによって作曲されました。彼の代表作の一つとなった「シダス」は、ラテン語で「星」や「星座」を意味し、未来への道標となる「運命の星」を追い求める旅を描いた作品です。
広大な宇宙空間を思わせる神秘的で緊張感のある冒頭部から物語が始まります。
冷たく広大な宇宙空間にチリやガスが集まり星が形作られ、長い年月をかけ成長し、この惑星での旅が始まります。中盤には不安や迷いを表現する静かなメロディが現れますが、やがて力強く、英雄的なテーマが展開し、運命を切り開く決意を示します。
作曲者本人による楽曲解説では《やがて旅の出発点へと戻ったとき、私たちは「流れ星のシャワー」に魅了される。この魔法によって清められ、力を与えられた私たちは、自らの存在の美しさを、唯一無二の喜びの贈り物として味わうのである。》と締めくくられています。
聴衆の皆様も、夜空に輝く自分の「星」を目指して進むような、スケールの大きなサウンドの旅をお楽しみください。
Why Gakugei Plays?
〜私たちがこの曲を奏でる理由〜
「チリやガスが集まって星になる」というこの曲のストーリーは、まるで私たち自身のようです。 何もできなかった1年生が、衝突と結合を繰り返し、やがて輝く3年生になる。 そして最後に「流れ星のシャワー」となってステージを去っていく。
この曲のクライマックスは、技術的な難易度が極めて高いです。 しかし、今の私たちなら、その壁さえも「喜び」として超えていける。 私たちの3年間の「軌跡」と、夜空の「奇跡」が重なる瞬間をお楽しみください。
このステージを担当する部員たちの想いを
聞いてみました。
コンサート担当チームの部員たち
世界観を大切にするために、私たちで曲の特徴やイメージを分析し、「どんな色なのか」とか「どんな場面なのか」を言語化して全体で共有しました。
そのイメージをもとに、合奏の中で「音の色」をそろえ、曲ごとの土台作りに取り組みました。
同じメンバー・同じ楽器でも色んな音色を表現するために、基礎合奏では人数を分け、個人の音を細かく見直しました。その中で音量記号や音色の幅を全員で統一することに力を入れました。
特にpの空気感や音の質感を揃えることが難しく、特に苦労しています。
パート練習や合奏で細かなリズムの揺れや間の取り方を意識し、一音一音に表情を持たせることを大切に練習しました。高校生らしい「勢い」だけでなく、「余裕や遊び心」を感じられる、大人の雰囲気を目指しています。
序盤は、個々の音が星の粒として漂っていたのが、クライマックスに近づくにつれ、だんだんと巨大な星雲が出来上がり、一つの「光の柱」が見えてくる。そんな景色を想像しました。
このクライマックスは、景色が「見える」というより、その景色のなかに、「存在」しているような感覚が味わえると思います。
今後も随時追加されます。ぜひお楽しみに!
GAKUGEI PODCAST vol.3
シダスに重ねた「調整世代」の三年間
GAKUGEI PODCAST第三弾の動画です。大阪学芸高等学校吹奏楽部が定期演奏会で披露するコンサートステージについて、ラジオパーソナリティ風のAIが詳しく語ってくれています。AIなのでところどころ読み間違いなどがありますが、詳しく私たちのバックグラウンドを解説してくれています。
note 特集記事
コンサートステージついてや、トリの大曲「シダス」に決めた理由が書かれています。ほかの部と比較するとどうしても大人しい印象のコンサートステージですが、選曲を含め、実はさまざまなドラマがあります。