自動車には多くのプラスチックの部品が使われています。
年数経過による劣化、破損などで割れてしまう部品も少なくありません。
交換となれば高額になってしまうため経済的な負担も大きいです。
プラスチックが割れると修理できないものか?
安全かつ経済的な負担を減らす=再利用は実現できるか?
ピットオフ大通(帯広市)ではプラスチック部品の修理、再利用の取り組みをご紹介します。
自動車には多くのプラスチックの部品が使われています。
年数経過による劣化、破損などで割れてしまう部品も少なくありません。
交換となれば高額になってしまうため経済的な負担も大きいです。
プラスチックが割れると修理できないものか?
安全かつ経済的な負担を減らす=再利用は実現できるか?
ピットオフ大通(帯広市)ではプラスチック部品の修理、再利用の取り組みをご紹介します。
今回はヘッドライトと車体を固定する部分が割れてしまったため修理する工程をご紹介します。
本来であれば取り付け部分が割れてしまうとヘッドライトを丸ごと交換となります。
ライトとして利用出来るのに部分的に破損したために交換・・・・。
割れると強度が担保できないため今までは仕方なかったです。
廃棄を減らす、経済的な負担も減らす、資源を大切にする。
こんな思いから今回の取り組みがスタートしています。
プラスチックなので溶かしてくっつけると思いつく方もいるかもしれません。
それでは強度が出ずまた破損するリスクがあり、溶かす際には有害物質が発生します。
こういった課題を解決する方法として【ポリバンス】という機材でのプラスチック溶接に
たどり着きました。
高温窒素を吹き、溶接用樹脂を溶かしながら割れたプラスチック部品を接合していきます。
プラスチック・樹脂であれば今回ご紹介した以外でも溶接する事はでき修理箇所にもよりますが交換した時に比べ経済的な負担も50%程度で済みます。
北海道では降雪の影響で段差を超えるときにバンパーが割れてしまうケースもあり、安全面や見た目から見ても決して良くありません。
地域社会での悩みを解決する。廃棄ではなく【再利用】を通じ【持続可能な社会の実現】に取り組みをしていきます。
長年乗り続けている愛車の部品が破損し、部品供給がないため修理ができない。泣く泣く愛車は手放すことになれば
1部の部品のために自動車すべてを廃棄することにもなります。今後そういった大きな規模での取り組みもしていければと思います。
この活動を通じ目標達成への貢献をしています。
自動車整備は特に12 【つくる責任】【つかう責任】に大きく関係していると思います。新品部品、中古部品、部品を再利用。これらを選択し自動車を利用する皆様へ提案機会の多い事業者次第なのかなと思います。