番組を収録するときに必要な機械がいろいろあります。
中央にある2つの大きなモニター(テレビ)は、放送する画像を確認するためのものです。右側のモニターには、次に切りかえる映像が映ります。また、左側のモニターには視聴者が見ているものと同じ映像が映り、放送される内容が確認できます。また、この部屋からスタジオに指示を出します。
ビデオデッキなどをコントロールして、編集を行います。また、各機器への操作指示をします。
ビデオデッキからの映像やスタジオ内の各カメラ等の画面を切りかえる機械です。
ビデオデッキやマイク、CD、MD等の音をこの機器で調整し一つの音にまとめます。収録の時には、小さな音も拾ってしまうので、エアコンを消して収録します。
取材した映像を編集し、その映像についての説明や紹介(人名や地名)など、画面に文字情報を入れるときに使います。
天じょうに取り付けてある照明は、ただつけるだけでなく、場面や状況に応じて明るくしたり暗くしたりすることができます。
キャスターのいすの後ろには、イヤホンがついていて、調整室からの指示が受けられるようになっています。
キャスターは、自分がカメラに写っている様子をモニターで確認することができます。
カメラの重さは一台あたり約10kgあります。三きゃくと合わせると約20kgにもなります。女性のカメラマンでも、持ち歩いて撮影をしなければならないのでたいへんです。
収録するときには、複数のカメラを使います。たとえば、二人のキャスターがいる場合、一台のカメラは常に二人を写していますが、別のカメラでは、そのときに話しているキャスターのみをアップにして写しています。
このように、何台かのカメラを切り換えながら、画面に変化を持たせ、わかりやすく放送します。
スタジオ内にはいくつもの照明が設置してあります。一つの方向からだけ光を当てるとかげができてしまい、見た感じが良くありません。そこで、色々な方向から光を当てることでかげをなくし、きれいに映るようにしています。
照明装置の前にはうすい紙がつけられています。これは、紙をつけることで柔らかい光に調整するためです。