公開日:2025-10-12
プロジェクトリーダー:髙野翔
6月29日に開催されたレスコン2025 現地予選競技 に出場しました。
私たちは「迅速な情報収集に基く的確な救助作業」をコンセプトに掲げ4台のロボットを制作しました。
今回は軽量小型で持ち運びに苦労しないようにしました。
競技会名:レスキューロボットコンテスト2025 競技会予選
日程:2025年6月29日(日)
場所:咲州モリーナ
チーム数:25チーム
救命ゴリラ!!
チームメンバー:計6名
キャプテン:1名
通信デバイス管理者:1名
オペレーター:2名
スピーカー:1名
エンジニア:1名
こんかい製作した4台の機体はそれぞれが特別な役割を果たすための機能が付いています。
1号機のソニックは、フィールド全体の探索をするロボットです。
ソニックはブラシレスを使用した高速移動を目的としたロボットです。
ソニックのほかの特徴としては、自作の中空ゴムタイヤの変形損失における摩擦力を利用した不整地用タイヤに加え,左右独立のサスペンションシにより階段における減速を最小限に抑えることができます。
また、ソニックに救援物資を搭載することによりいかなる場所でも迅速に届けることができます。
2号機のパッカーは、被災者を模したダミヤンを運搬するためのロボットです。ほかにも2階へ行くことのできないロボットの運搬も補っています。
2階へ行くには難所である階段を登る必要があります。この階段を登るために10輪車を設計し4輪車に比べ振動を減らすことができます。
さらに免振機構を導入することにうよってダミヤンにかかる負担を取り除くことができます。
3号機のフェンスと4号機のガーターは共通のプラットフォームコアユニットを採用しています。
自在に組換え可能な駆動ユニット・作業ユニットにより救助活動の柔軟性を向上.操作も共通化される為オペレーターの負担軽減につながります。
配線を1ワイヤー化して配線を簡略
・駆動ユニット
モータードライバを含む一体構造とし1ワイヤーにて制御・給電可能.
・作業ユニット
サーボモーターをシリアル通信によりディジーチェーン接続することにより,駆動軸数の異なるユニットであっても1ワイヤーにて制御・給電可能.
いつも搬入はレンタカーを借りて会場へ向かっていますが、今年は小型軽量の設計をしたためキャリーケースで会場へ向かいます。みんなしっかりと睡眠がとれたみたいで元気に出発します!
今年はなぜか万博を記念して万博会場の夢洲一つ手前のコスモスクエアが会場なので電車が心配です。
万博のお客さんがいっぱいと思っていましたが意外と空いていて何事もなく会場に到着しました。
キャリーケースなのでスムーズに搬入作業が完了し通信テストに向け作業をします!
そして無事テストも終わり本番の明日に備えてこの日の作業は終了しました。
余談としてロボットは安全のためキャリーケースに入れて会場を出たのですが私たちのチームのロボットがないと大騒ぎになったみたいです。
搬入後のロボットの持ち出しは禁止されているので仕方ないと思いますね。
競技会は午後からの開催ですが、午前中に各チームがテスト走行を行います。
テスト走行はロボットに異常が見られず問題なく終了しました。
これで本番は安心です。
競技がスタートしました。問題なくタスクをこなそうと思っていましたが、がれき撤去をタスクとする3号機が突然動かなくなってしましたした。
実は数日前から確認できている問題で当初はESCの保護機能が問題ではないかと考えていました。対応策としてモータパワーの出力を落としていました。
この対応策で問題ないと思っていましたが最悪なタイミングで起こりました。
その後3号機のリスタートを行いましたがまたすぐに動かなくなってしまた。
4号機でのがれき撤去を試みましたが無念に時間切れとなり競技が終了しました。
この結果を受け止めつつポジティブに!
新入生の教育期間に力を入れ来年に向けて活動していきます!
私たちのチームでは、競技会と同じアクセスポイントやハブを導入し、実際と同じような環境を作りロボットを調整しました。(ほぼ先輩の趣味ですが…)
後輩たちの活躍を願いOBたちがフィールドを進化させています!