サービスラーニング科目

「学而事人」を学ぶ科目

桜美林大学の建学の精神は「キリスト教精神に基づく国際人の育成」とともに「学而事人(がくじじじん)」という言葉に表現されています。これは「学びて人に仕える」と読み、桜美林大学で学ぶ意義は、将来誰かのためにつくすことにあるという意味です。

桜美林大学のカリキュラムは全てこれを目的に組み立てられていますが、「学而事人」の学びを典型的に表しているのがサービスラーニングという学修方法です。机上の学問に留まらず、教室を出て社会の中で活動をすることと授業での学びを融合させることで、学問の意義を知り、その活用の可能性を探り、そして社会に貢献しようとする精神や態度を身に付けるのに最適の学修方法です。

サービスラーニングの科目を履修することによって、最新の社会の課題や問題に直接触れ、その中で自分に何ができるかを考えることになります。そして、学んでいる学問が課題解決にどう役立つのかを肌で知ることができます。また、社会での活動を通じて、多世代とのコミュニケーション能力、仲間と協働する力、問題発見力、課題解決力、自己管理力、倫理性などが自然に養われていきます。

サービスラーニング科目の特徴、注意点

サービスラーニング科目では、通常の授業に加えてクラス外学修の時間を活用して、ボランティア活動などの学外活動が行われます。科目のテーマに沿って、活動内容は福祉、環境、人権、政治、子ども、ジェンダー、平和など、多岐に亘ります。活動時間は2単位科目で20時間程度、4単位科目で30時間程度です。この活動時間が確保できない場合には、サービスラーニング科目は履修できません。履修にあたっては、シラバスを確認して、自分のスケジュールなどと勘案してから履修を考えてください。

サービスラーニングの科目では学外に出て活動するため、ストレス耐性チェックや健康診断の受診義務などが課されています。

専門基礎科目におけるサービスラーニング科目

専門基礎科目(1〜2年生向け)のサービスラーニング科目は社会課題を実地で知ること、社会活動やボランティア活動をする上での心構え、マナーなどをきちんと身に付けることが期待されています。

専門基礎科目のうち、実践基礎科目には、「地域サービスラーニング」と「海外サービスラーニング」の2つの科目があります。前者は国内での活動、後者は海外での活動です。各科目には、学修テーマの異なる複数のプログラムがあります。各年度ごとの開講予定プログラムの詳細は、Moodleの『授業・履修の手引きページに「サービスラーニング科目一覧」が掲載されますので確認してください。多くの科目は町田キャンパスで授業が行われますが、一部授業は ICT により町田以外のキャンパスからも履修が可能です。

リベラルアーツ学群では卒業要件における選択必修の一部となっており、他学群では自由選択に含まれます。詳細は、リベラルアーツ学群のWebページで確認してください。

専攻科目におけるサービスラーニング科目

各学群の専攻科目にもサービスラーニングに指定されている科目があります。専攻科目では、自分の専門の知識を活用して、実際に社会の課題の解決に貢献することが期待されます。また、授業などで学んだ知識を実際の現場に適用してみて、知識の有用性や限界を学ぶこともできます。本格的に「学而事人」を自ら主体的に実践してみる場です。リアルな現実の中で課題に挑戦して、卒業後にも生きてくる問題発見能力や課題解決力を身に付ける絶好の機会となります。

各学群のサービスラーニング科目は、Moodleの『授業・履修の手引きページに掲載の「サービスラーニング科目一覧」に示されていますので、シラバスを確認の上、履修を検討してください。