フライト・オペレーションコース

教育目的

 2030年には深刻なパイロット不足に直面するといわれています。多くの人命を預かるパイロットの養成には、厳しい訓練に立ち向かう強じんな精神力と自律心が求められることは言うまでもなく、近年特に求められているのがマネジメント能力と英語能力です。

 このような時代の要請に応え、ただ単に資格を持ったパイロットを養成するのではなく豊かな教養と知性、そして強い使命感・高い倫理観とマネジメント能力を兼ね備えたパイロットを育成します。

カリキュラムの特徴

 フライト・オペレーションコースでは、上記の考え方に基づき、学群指定科目とICAO概論や航空法といったガイダンス科目を学び、同時に海外で行われる飛行訓練とその間の生活の基盤となる英語力とコミュニケーションスキルを磨くことに取り組みます。これらに加えて操縦士免許の取得を目的として、航空機の操縦に必要な知識と技倆を養う科目を配置しています。専門領域として、「航空施設」「航空気象」「航空力学」「空中航法」「航空機のデザインと搭載されるエンジン」「健康管理と航空生理」操縦の基礎」航空安全」「操縦実技「電子航法」「航空交通管制」等の科目を系統立てて学び、本学のフライト・トレーニングセンターでの飛行訓練課程で操縦技倆を修得します。

履修上の注意

 2年次秋学期から始まる渡航先での操縦実技科目を履修するためには、以下の要件を全て満たす必要があります。

1.1年次秋学期終了時の通算GPA2. 50以上

2.2年次春学期終了時

① 国土交通省航空局「事業用操縦士技能証明」及び「計器飛行証明」の学科試験合格

② 総務省「航空無線通信士」の資格取得

③ TOEIC(R)650点以上。TOEIC(R) のSP(公開テスト)もしくはJFOU プログラムのIP (団体特別受験)のスコアが必要です。

④ 通算GPA2. 50以上

3.米国訓練委託先による英語力の確認

米国渡航までに訓練委託先が求める、所定の英語力が必要です。

【取得可能な資格】

国土交通省航空局:「事業用操縦士技能証明(多発)」、「計器飛行証明」、「航空英語能力証明(ICAO Level 4 )

アメリカ連邦航空局:「自家用操縦士技能証明」、「事業用操縦士技能証明(多発)」、「計器飛行証明」

総   務   省:「航空無線通信士」

※詳細は、資格等/操縦士(国家資格)のページを参照してください。