野田市教育委員会

教育長より

地域と自然に恵まれて、時代をリードするみずき小


野田市立みずき小学校創立20周年、誠におめでとうございます。

みずき小学校は平成15年、利根運河北部地区の宅地開発による児童数増加に伴い、南部小学校及び山崎小学校からの分離で誕生しました。当時はざん新なつくりの校舎が非常に話題を集めましたが、現在なお、その仕切りのない明るい教室、校舎の中央部を通る広い廊下とオープンスペース、周りの住宅地との調和を考えた2階建ての校舎などは、新しい学校のモデルタイプとして注目されています。今後さらに児童数の増加が見込まれ、市では、令和5年度末を目途に、現在の校舎西側に新校舎を完成させる予定でおります。もちろんこれまでの校舎と同じコンセプトを持った新しいタイプのものにする予定です。ぜひ期待していてください。

みずき小の新しさは建物だけではありません。開校以来、恵まれた自然を生かし、地元の農家の方々からの協力を得て実施されている田植え、稲刈り、かかしづくりなどの農業体験学習にいち早く取り組み、また、隣接する東京理科大学との連携による最先端の理科実験教室(わくわく理科授業)、加えて近年は児童一人一台パソコンを活用した先進的なICT授業など、時代を先取りした教育が行われてきました。初代の塚本校長先生から現在の梅校長先生まで歴代の校長先生は、常に「みずき小ならではの教育」を心掛け、職員も「みずき小の誇り」をもって子どもたちの指導にあたってきました。もちろん、保護者の方々も、学校を愛し、諸活動への協力を献身的に行っていただいたわけですから、そういう環境で育った子どもたちがみずき小を誇りに思わないわけはありません。地元に感謝し愛校心を持った素晴らしい子どもたちが毎年巣立っております。

最初の卒業生はもう32歳です。もしかすると「みずき小二代目」がすでに入学しているかもしれません。今後三代目、四代目となっても常にその時代をリードし続けるみずき小でいることを祈りつつお祝いの言葉といたします。


野田市教育委員会 教育長 染谷 篤