沿革・プロジェクトの現在

医学部ならではのリテラシーレベルのAI教育を行います

プロジェクトの沿革

 人工知能の最新技術である深層学習(deep learning)を使った画像認識能力の飛躍的な向上、車やドローンなどの運転に関する完全な自動化時代の到来、人間の知的な営みと思われていた将棋や囲碁においてプロを打ち負かすプログラムの開発などによって、21世紀に入って人工知能のいわゆる第3次ブームが到来し、インターネットなどでも人工知能のニュースを見聞きしない日はないと言ってよい。このブームに後押しされて、企業はもちろんのこと、大学や研究機関でも人工知能をどのように活用すべきかということが火急の話題となり、分野を問わず様々な研究者が人工知能に興味を持ち出している。その結果、すべての大学生が人工知能の最低限の知識を習得することは「読み書きそろばん」のように、必須の学習内容となった。本センターは日本医科大学において、医学生に対する特色のあるAI教育を支援する目的で設立された。

数理データサイエンスAI教育プログラムセンター

プロジェクトの現在

 2020年度から準備を行い、2021年9月に本センターは発足した。数理・データサイエンス教育強化拠点コンソーシアムが策定したモデルカリキュラムの内容に則って教育内容を精査しており、同時に医学部としても特色のある授業を目指す。近い将来に大学院レベルの応用的・発展的な内容も取り入れるための準備も行っている。

2021年度の数理・データサイエンス・AI教育プログラムの授業内容についてはこちら