気候変動や経済、軍事の大きなうねりと波に世界が揺さぶられ、海の向こうから身近な生活に至るまでその影響が及んでいる今を“陰が極まっている時”であるとするならば、これが陽に転じる「冬至」の日に、非常に力強い祈りとなる「臨時祭」という特別な祭祀をもって、祝殿を起点としたネットワークによる力を結集して神から賜った言葉としての「大祓」を奏上することが、今まさに私たちに求められているのではないでしょうか。
斯くして令和五年の大祓祭祀は、日の長さが最も短くなる日であり、同時にこれから日が長くなってゆくという、反転の機運が最高潮に達する「冬至」に執り行われます。
新鮮な空気を肺に取り入れようと思えば、まずは古い空気を吐き切ることが肝要です。大祓をもって今年一年を祓い清め、これからの未来へのよい転換となるような祈りを、皆さまと共に冬至の日に刻みたいと存じます。
この日に執り行われる各地の宗教的な冬至祭には「闇」と「光」の交代といった二項対立的な要素を色濃くしたものも多く見られるなか、白川学館では、それらの世界各地の歴史的な背景にある冬至祭の意味合いをも含めて祓い、清め、吹き送り、陰と陽を超えて統合する形で、冬至に行われる大祓を「臨時祭」と位置付けて執り行う所存です。
「臨時祭」とは文字通り時流に即して必要に応じて行われる祭祀のことで、それ自体で非常に効果があり、強いエネルギーを持ちます。
世界的混乱において見通しが立たない今この「時」だからこそ、この「臨時祭」を通してしっかりと意志を立てることが非常に重要なのです。
今年は、「御圀體之(おこくたいの)岩戸開き ~今ここに“令和の岩戸開き”の儀が執り行われる~」の祭祀が斎行された「岩戸開きの年」であり、大祓祭祀が執り行われる12月は、電子祝殿のはじまりからちょうど5年の節目にあたります。
その節目の象徴として、このたびの祭祀では雅楽奉演が行われる東京会場およびご自宅と、甲府祝殿の祭祀がネットワークで双方向に繋がり、祝殿を起点としてインターネットで世界配信されるわけですが、これが意味するのは、本年東京で大規模に開催された「ロゴスフェスティバル in TOKYO」での1,500名以上の皆さまとの祈りあわせを経たことでいよいよ現実のものとなる、「祝殿を起点とした情報場の世界的ネットワーク」が網の目状に広がってゆくという「この世界の岩戸開き」なのです。
ぜひ皆さまには、お一人おひとりの岩戸開きを遂げるサポートとして、ロゴスフェスで登場したNigi-ONEをはじめ、お持ちのロゴストロンをお手元にご参加いただけますと幸いです。
また、本年も白川学館特製の大祓形代と、「公」の境地へとつながる「公形代」をご用意しております。祝殿を起点としたネットワークを世界へと広げてゆく今年は、「公形代」をデジタルで受け付けて祝殿から世界へと発信する予定です。
さらには祭祀のあと、製品体験や講師によるお話をお聴きいただける「データム感謝祭」の開催(会場参加のみ)を予定しておりますので、皆様のご参加を心よりお待ちしています。
*デジタル公形代
従来の大祓祭祀イベントでは、白川学館特製「人形形代」による参加者各々の祓い清め吹き送りと、「公形代」による個から公への階層と統合の説明知とフラクタルなはたらきの学びの中から、大祓祭祀を執り行ってまいりました。
今年令和五年の大祓祭祀は、従来の人形の形代に加えて、臨時祭としての、より一層の公の意志を参加者の皆様には立てていただき、この祭祀の本義にご参加、ご帯同、そしてそれらを集結すべく、「デジタル公形代」と称してお一人おひとりの公の意志宣言・祈りの言葉を、「冬至・臨時祭」の時と場に合わせて、甲府の地「祝殿」から発信をしたいと考えております。
<デジタル公形代の受付フォームは、祭祀のお申し込み後にメールにてお送りいたします。>
*「人形形代」につきましては、別途専用カートよりお求めください。