受験勉強とは

北九州予備校

 「手習いは坂に車を押す如し」という言葉があります。受験勉強も、まさにこのようなもの。せっかく覚えたことも、有名なエビングハウスの忘却曲線の通りに、時間が経つにしたがってどんどん忘れてしまいます。東京大学・大学院薬学系研究科の池谷裕二教授は、「プレジデントFamily」 2014年4月号の記事「『復習4 回』で脳をダマすことができる」において、忘却曲線に抗うための方策として反復覚え込みを提唱しています。実は、北九州予備校の学習プロセスも4回の復習を基本パターンとしています。その4回は、北予備の学習メソッドを駆使して行われます。

 まず、翌日の復習1回目では、北予備だけの授業見直しVODが活躍します。ノートだけの復習では、授業を受けた時の100%に戻すことはできません。VODで授業を丸ごと見直せば、授業内容を漏らさず記憶できます。

 週末の復習2回目は、添削課題等で実際に手を動かす復習を奨励しています。習った解法で練習問題を解いてみる。必要な知識・技能を忘れかけていたら、そこで再度復習です。

 復習の3回目は1ヵ月以上の間隔をおいて実施する定期考査。ここで教わってないことは出題されません。復習のための試験です。

 復習の4回目は、入試直前期。約10ヵ月間受けてきた授業を一気に総見直しできるのが北予備だけの見直しVODです。こうして受験勉強が完成します。

 このプロセスを、今度は教える側の視点から解説しましょう。「授業設計理論の父」として著名な学習心理学者のロバート・ガニェ博士(1916~ 2002)が、授業における9つの教授事象を唱えました。この9教授事象に基づいて、北予備の教授事象を以下に整理します。

 ①学習者の注意を喚起する/北予備の一流プロ講師陣は、いきなり授業冒頭から生徒の心を鷲づかみします。「コンチワッ!」その声量で圧倒する講師。まるで噺家のように様々な話題を繰り出す講師。生徒が授業前に板書しておいた答案を一瞥しただけで一刀両断するカリスマ先生。生徒達はこうした講師の授業を毎週楽しみにして、北予備に通い続けます。調査書のない予備校が毎年97%以上の出席率を誇るのは、こうした講師の魅力があるからに他なりません。

 ②授業の目標を知らせる/北予備で学ぶ目標は志望校合格。授業の目標は入試問題を解けるようになること。だから北予備のテキストは大学入試の過去問中心。講師は言います。「この問題は、○年に○○大でも出題されている。これができたら、△△大レベルは行けるヨ!」、「□□大合格なら俺に任せとけ!」。大学受験に特化した予備校だからこそ、明快な目標設定で受験生の期待に応えます。

 ③前提条件を思い出させる/いきなり答を言うような授業では生徒の満足は得られません。前提となる知識、解法を整理して事前に生徒に示す。生徒に考えさせる。「今日の問題は前に教えたアノ問題にヒントがあるんや」、「難しく思うかもしれんけど、使う公式はこれとこれだけ!」。長年の問題研究で培ったベテランならではの解説で授業が動き出します。

 ④新しい事項を提示する/「これが出るぞ!」、「覚えるのはこれとこれ。早慶受けるならココまで」。建前抜きの本音の授業は北予備ならでは。場合によっては生徒達が目を真ん丸にするような㊙技を披露する講師も。それでいて、驚くほど分かりやすい。あの先生にかかると、どんなに難しそうな問題も簡単に思えてくる、そう言われる講師ほど、分かりやすい言葉で問題の本質をズバリ解説します。

 ⑤学習の指針を与える/「覚えとけ!」だけでは、予備校講師は務まりません。どうやって覚えさせるか。「この公式はこれとこれを組み合わせてその場で作り出せるゾ」、「こういう理屈を知っとけば忘れないよ」、あるいは喩え話や語呂合わせを駆使して忘れないような仕掛けをふんだんに盛り込んだ授業を展開します。

 本校の授業アンケートは満足度80%以上。90%を超える講師もざらです。東京・大阪・各地で毎年実施している講師採用試験の倍率は極めて高く、選りすぐられた講師が東京・大阪から毎週出講します。各校舎に出講している講師の3人に2人は県外から。厳しい競争を毎年勝ち残った講師だけが、北予備の教壇に立ち続けることができるのです。

 ⑥練習の機会を作る/⑦フィードバックを与える/あれも教えたい、これも教えたい、熱血講師の授業内容は盛りだくさん。だから北予備では、講師一人ひとりが様々な添削課題を用意しています。講師はたくさんの添削プリントを抱えて、移動中も時間を見つけて丁寧に赤ペン指導を行っています。講師自身にとっても、一人ひとりの理解度を直に把握することは良い授業を行うために不可欠な作業です。

 ⑧学習の成果を評価する/学習の成果を正しく評価することで、より焦点の合った指導が可能になります。予備校で何を教えて、どんな成果を得られたのか。それ故に北予備では、他の予備校に例を見ない定期考査を実施します。教えていないことをテストしても、授業効果は把握できません。定期考査は授業で解説したテキストから出題し、原則その解説を担当した講師が採点することにしています。

 ⑨保持と移転を高める/見直しVODは、授業直後から入試直前まで、いつでも何度でも繰り返し視聴できます。さらに、生徒の要望に応じて、ナマ授業を補完するオーダーメイドVODも随時作成。基礎の振り返りから発展学習まで可能。また、年間スケジュールに基づいて北予備オリジナル模試の他、進研模試を実施して、実戦練習に万全を期します。