上映作品 5作品

特別招待作品1作品、コンペティション4作品 上映作決定!

特別招待作品 1作品

Yokosuka1953 

監督  :木川剛志 

作品時間:107分

制作  :2021年

【あらすじ】

 2018年8月、木川剛志のもとにアメリカに住むシャーナという女性からメッセージが届いた。シャーナの母バーバラは日本名を木川洋子と言い1947 年に横須賀市で外国人と思われる父と日本人の母の間に生まれた。過酷な環境、当時の社会状況の中で、最愛の母と離れて5歳の時に養子縁組でアメリカへと渡る。それから66年。日本に帰ることも、母の音信を聞くこともなかった。同じ名字を持つ木川剛志に送ったメッセージ。洋子の記憶の中の思い出に向かう旅が始まった。 

コンペティション部門 4作品(五十音順)

大分ドキュメンタリー∞学生のまなざし 

監督  :大塚建、森本吾子美、河野慎、河津祐輝、池見光士郎 

作品時間:106分

制作  :2022年

【あらすじ】

 6つの短編作品を通して“大分の今”を映し出した希少なオムニバス映画。内容は「92歳になる戦争体験者の一代記」「脳死の娘を介護し続ける家族」「精神疾患を患った元教師が行うごみ拾い活動」「知的障害者の息子とその家族の成長」「元回天特攻隊員の遺言」「捨てられた動物の行方」で、リアリティーに裏打ちされた人の営みにフォーカスする。日々の暮らしに潜む様々な課題やドラマを、撮影者である学生の素朴な好奇心で純一無雑に描く。市井の人々にはそれぞれの物語が織り成されていることを示す、私たちの町のドキュメンタリー。

たいせつなひと(仮)  

監督  :中村公彦 

作品時間:70分

制作  :2023年

【あらすじ】

 新進小説家の片岡悠里(吉原麻貴)は自分を変えるため、そして次の作品のネタ探しのため、流川ユキという名前で「レンタル彼女」のバイトを始める。  レンタル彼女はデートやメールのやり取りなど、性的なサービス無しで依頼人の心を癒す仕事。派遣元の社長・吉野さつき(森田このみ)は悠里の素性を知る良き理解者だ。また親友の宮島奈緒(久藤さゆ)や家族の光司(髙村康一郎)成美(若狭ひろみ)俊介(池内祥人)とも気軽に話し合える関係だった。  皆に支えられ、45歳・童貞の豊川淳史(藤井太一)や38歳・シングルファーザーの横尾賢治(川連廣明)などの常連客もついて、悠里は自分なりのやり方で仕事に取り組んでいくが… 

二十歳の息子  

監督  :島田隆一 

作品時間:86分 

制作  :2022年

【あらすじ】

 児童養護施設等の子どもたちの自立支援団体で働く網谷勇気(40)。自身がゲイである彼は、様々なマイノリティのための団体を立ち上げ、講演会なども行っていた。 ある日、彼は小さなアパートに引っ越し、一人の青年・渉(20)を迎え入れる。渉は、勇気がこれまで支援してきた子どもたちのうちの一人であったが、あるとき、事件を起こし拘置所に入れられてしまう。身の置き場を失った渉に対し、勇気は養子縁組をすることで、自らが父親となって共に暮らすことを申し出たのであった。 幼少期より児童養護施設に預けられ、両親の顔も知らずに育った渉と、それまで家族をつくることを想定していなかった勇気。照れ臭さと緊張をにじませながら、二人の新たな共同生活が始まった。複雑な生い立ちを抱え、多感な年頃である渉との関わり方に勇気が戸惑うなか、生まれて初めて帰るべき家を手に入れた渉は、アルバイト生活を送りながら自身の夢へと動きだしたのだが…。 

横須賀綺譚 

監督  :大塚信一 

作品時間:96分

制作  :2020年

【あらすじ】

 結婚目前だった春樹と知華子は、知華子の父が要介護になったため、別れることとなった。 春樹は、知華子との生活と東京での仕事を天秤にかけ、仕事の方を選んだのだ。 それから震災を挟んだ9年後、被災して死んだと思われていた知華子が「生きているかもしれない」との怪情報を得た春樹は 半信半疑のまま、知華子がいるという横須賀へと向かう。