講師紹介

講演Ⅰ 東京歯科大学 特任教授 石上惠一 先生

 石上先生のご略歴

1979年 日本大学歯学部卒業

1986年 歯学博士(日本大学)

1986年 U.M.D.S. GUY’S HOSPITAL (UNIV. OF LONDON)

     日本大学海外派遣研究員として、1988年まで留学

1997年 日本大学講師(歯学部歯科補綴学)

1997年 日本オリンピック委員会(JOC)強化スタッフ

     ・スポーツドクター

1999年 COLLEGE OF DENT. KYUNG HEE UNIV. (KOREA) 客員教授

2001年 東京歯科大学教授(スポーツ歯学研究室主任)

2006年 松本歯科大学教授(非常勤)

埼玉県立大学非常勤講師

2011年 福岡歯科大学非常勤講師

2015年 日本体育協会公認:スポーツデンティスト

   日本体育協会公認スポーツデンティスト協議会理事

2015年 東京歯科大学特任教授

 講演抄録

フィールドにおけるマウスガード使用効果を検証する!

スポーツ外傷から顎口腔領域を保護するマウスガードの予防効果は、その基礎的研究やフィールドでの調査等により明らかにされてきています。また、日本スポーツ歯科医学会が行った大規模な疫学調査の結果からもマウスガードの使用は外傷予防、軽減に効果があることを示唆しています。このマウスガード、既にスポーツ先進国では、顎口腔領域の外傷予防装置としてその使用を一つのスポーツ文化として捉え始めており、我が国においてもスポーツ先進国と同様に多くのスポーツ競技においてその使用を推奨し、国民のスポーツ安全の立場からその普及・啓発に取り組む必要があります。

 近年、マウスガードが国際的な大きな大会等を始め各競技でトップアスリートが使用している場面をみるようになってきました。これは、外傷予防と言う事だけではなくアスリート自身が正しいマウスガード装着による噛みしめが咬合・顎位の安定に繋がりスポーツパフォーマンス向上になんらかの影響を感じているものとも考えられます。

 正しい噛み合わせや顎の位置の安定は、日常生活やスポーツの基本と考えなくてはならず、特に身体機能の中でもボディバランス(平行機能)や筋力発揮時には大きな影響を与えるものと思われます。そこで今回、マウスガードの使用効果と共にその装着によるスポーツパフォーマンスへの影響について、皆様と一緒に検証してみたいと思います。

講演Ⅱ スポーツクラブ内村 コーチ 内村周子 先生

内村先生のご略歴

長崎純心女子学園卒業後、現在の長崎県立大学卒業。

その後、体操教室で幼児体育の指導にあたる。

1992年に夫 和久氏と共にスポーツクラブ内村を開設。

2歳から大人までの体操を指導。クラシックバレエ教師(Shuバレエスタジオ)も行なっている。

現在、スポーツクラブ内村・Shuバレエスタジオで幼少から大人の方までの指導に携わっている。

又、2017年4月より東京都渋谷区で、幼児・児童の体操教室の指導をも行っている。

2008年 北京オリンピック個人総合銀メダル・世界選手権(2009年 ロンドン・2010年 ロッテルダム・2011年 東京) 2012年 ロンドンオリンピックで個人総合金メダル 2013年 アントワープ世界選手権 個人総合金メダル 2014年 中国南寧世界選手権 団体銀メダル個人総合金メダル そして2015年 イギリスグラスゴーにて団体金メダル・個人総合金 2016年 リオデジャネイロオリンピック 団体金メダル・個人総合金メダル 史上初の連覇となった 内村航平を1989年に、1991年にはその妹 春日(ハルヒ)を出産。2児の母でもある。

又、現在長崎純心大学院生であり、心理学において研究中。更なる子供達の未来にて、貢献できることを学んでいく方針である。

 講演抄録

スポーツを通しての子どもたちの成長~結果を出す子どもを育てるには~

 子供を育てるうえで一番大切な事・・・私は養育者と子の信頼関係だと思っています。そして子を与えて頂いたことに対する感謝。

私は体操指導者でありながら、こんなことを言うのもおかしな話ですが、上手になりたいさせたい、トップ選手になれるには!ならせるには!結果をいつかは…と、これが一番大切な事では無いと。 スポーツを通して、子供達の上達度を見たときに、皆、それぞれ個人差があるには誰もが分かっていること。しかしながら自分の子となると冷静に判断できないこともあります。ここがスポーツの理解として難しいところです。成長期の子供はなおさらで、ホルモンのバランスが乱れる時期は、なかなか技術の向上にも影響を及ぼします。これらを乗り越えるべき見方は、やはり周りの理解・見守り・そして温かく待つこと・・・まさしく養育者と共に指導する者との共同作業だと思います。さて、では結果を出せる子・出せなかった子、ここはどうなのか!大変興味ある部分です。今回の講演をさせていただくうえで、私の事例も交え、皆様と共にこの難題にまで突っ込もうと思います。 余談ですが、私は今、歯の矯正中です。スポーツマンとして、すべてにおいて正しい体つくりにも取り組んでいます。「心技体」ここがキーワードです!  今回は、皆様と共に、次世代を継ぐ子供たちのためにも何か伝えるべきこと、理解してあげなければならないこと等、語り合えたら幸いです。

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第61回長崎県歯科医学大会は盛会に終了しました。

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