支援事業の活動報告
地層処分事業の理解に向けた選択型学習支援事業についての各活動を報告いたします。
地層処分事業の理解に向けた選択型学習支援事業についての各活動を報告いたします。
3:三重大学アカデミックフェア2025にてポスター発表を行いました。
ポスター発表の様子①
ポスター発表の様子②
【実施日時】2025年10月19日(日) 14:00~14:50
【場所】三重大学講堂
【実施内容】 幌延深地層研究センター等の現地調査やエネルギー問題を取り扱うかるた教材開発について、三重大生の研究活動の発表の場である『三重大学アカデミックフェア2025』にて関係する学生たちでポスター発表を行いました。学生らは発表に向けての要旨やポスターを作成・準備し、外部の人へ説明することで、地層処分についての理解を深めることができました。
【質疑応答・意見の内容】
Q1: かるたのイラストや言葉はどうやって作りましたか?
A1: 画像生成AI・ChatGPTなどのAI技術で作りました。
Q2: 地層処分について将来の安心・安全を検討する(元の表現:感じる)場所はありますか?
A2: 幌延深地層研究センターでは安心・安全確保に向けて研究を行っています。
意見: 原子力発電の事故や汚染問題についても触れる必要があるのではないか?
【参加者の反応・ご意見等】 参加者は発表に向けての要旨やポスターを作成・準備し、外部の人へ説明することで、地層処分についての理解を深めることができました。また、ポスター発表での意見交換を記録して、地層処分に関する生の声を聞くことができました。
【企画者・代表者としての感想】 代表者としては大学生が見学会で得た知見を情報発信するために、要旨やポスターへ情報をまとめる活動の中で、学生の理解がより深まっていくのを感じました。今回のポスター発表では発表・意見交換を通して、「幌延深地層研究センターが安心・安全に向けて研究を進めている」点が外部の人へ伝わったと思われます。今後の情報発信(要旨・ポスター)では、どういう施設であるかの概要の説明を載せる必要があると考えています。
2:幌延深地層研究センターへ見学に行きました。
【実施日時】2025年10月4日(土)~2025年10月5日(日)
【場所】幌延深地層研究センター
【参加人数】15名(研究室の学生と松岡守先生、青木)
【実施内容】 教員2名と大学生13名の計15名の参加者は見学は2025年10月5日(日)9:30~12:00、幌延深地層研究センターへ地下施設見学を行いました。見学会では参加者が1F・B1Fのゆめ地創館見学、および、350mの地下施設見学の、前半・後半のグループに分かれて見学しました。
【質疑応答の内容】
Q1: 上から垂れ下がっている黒い布は何ですか?
A1: 今は動いていませんが、作業中、地下の空気を外に送る排出管です。
Q2: 地下表面を覆う透明なシートは何ですか?
A2: 地層から湧き出る地下水が下に流れるようにするためにあります。
Q3: 地下水はどんな味がしますか?
A3: 地下水は海水が含まれ、少ししょっぱいです。腐食も気にする必要があります。
Q4: 腐食は地上と地下で違いますか?
A4: 地下は地上に比べ、酸素濃度が低いので、腐食しにくいです。
【参加者の反応・ご意見等】 参加者は、地下350mまで降りることで、規模の大きさを実感し、「緩衝材の仕組みを見て、科学技術の力の大きさを強く感じた」という意見が挙がりました。
【企画者・代表者としての感想】 大学生は教員養成課程に所属しているため、今回、自身が教材にするならば、という観点で、見学を行いました。学生は各自で、必要な展示を写真で撮影し、解説者にも率先して質問する様子が見られました。今後は見学会で得た知見を情報発信する活動の中で、学生の理解が深まるように指導していきたいと思います。
1:高レベル放射性廃棄物の地層処分について勉強会を行いました。
【実施日時】2025年7月7日(月)18:00~19:30
【場所】三重大学 教育学部 技術棟2階電気実習室
【参加人数】15名(研究室の学生と松岡守先生、青木)
【講師名】川中美侑氏[所属:NUMO 肩書き: 広報部 地域コミュニケーションG]
【演題】高レベル放射性廃棄物の地層処分について
【実施内容】 教員2名と大学生13名の計15名の参加者は2025年7月7日(月)18:00~19:30、三重大学技術棟の部屋で川中講師から「高レベル放射性廃棄物の地層処分について」の講習を受けました。講習ではスライドでの説明と、ベントナイト実験が行われました。
【質疑応答の内容】
Q1: 学校ではどの教科で授業実践が行われていると報告されていますか?
A1: 理科や家庭科で行われています。
Q2: 児童生徒の反応にはどういったものがありますか?
A2: 高レベル放射性廃棄物を食べる生物を生み出す、など自由な発想も多いです。
【参加者の反応・ご意見等】 大学生はベントナイト実験を楽しんでいました。また、地層処分に関する「科学的特性マップ」では三重県では対象地域になるか、興味深く聞いていました。地層処分場に人が住まず、森にしてしまう等の意見もあがっていました。
【企画者・代表者としての感想】 今回の活動では、大学生が自分ごととして考え始めたことが大きな成果でした。教育学部の大学生は知識だけでなく体験を伴う学びをすることができ、将来の授業づくりに役に立つだろうと思います。一方、実際に施設へ見学に行き、授業で扱いたいと思うのかはどこかの視点で見学したり、現場で感じたことを質問したりすることも必要です。今後は見学後の教材開発と議論などを通して、地層処分について理解を深めていきたいと思います。
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