1年生では探究活動(課題研究)のための基礎を学びます。
1年生は物理・化学・生物・数学・社会からの5つのアプローチで探究の基礎を学んでいきます。
実験を通して、仮説、検証、考察という一連の活動を体験でき、仲間とコミュニケーションを図りながら課題を解決することを学びます。
実験を通して、物質に対してどのような観点で実験を行っていくかという基本的な姿勢を身につけます。
実験を通して、実験の正確さや論理の正しさの求め方を学びます。また、実験結果を「効果あり」、「効果無し」など主観的に判断するのではなく、数値化して評価することの重要性も学習します。
「データの分析」の知識を深め、身近な話題についてデータを分析する力を身につけます。
Web上の統計を引用したり主題図を作成したりすることを通して、報告資料の適切な作成・提示方法を身につけます。
2年生からは、同じ研究分野に興味をもつ生徒が集まり、そのグループで活動していきます。
話し合いを行い、自分たちが普段疑問に思っていることや、当たり前のことなどに対しての疑問や課題を一緒に探究していきます。
グループ結成後、3年生までこの活動を続けます。
研究分野は多岐にわたり、理数系の学問はもちろん、生活科学、スポーツ、社会、
言語、情報、教育等、自分たちが探究したいことを探究をすることができます。
松阪高校のこれまでの生徒達による研究や他校・大学の先行研究から、まだ明らかにされていないことを探し、研究テーマを考えていきます。
テーマを決定した後に、自分たちで仮説を立て、年間の研究計画を立てます。
授業時間や放課後等を使いながら一定期間で連続した実験や調査・フィールドワーク等を行います。
得たデータを分析/考察し、仮説が証明できるか考えます。
3年生に実施する校内ポスター発表会に向けて、ポスターをグループで協力して作成します。
3年生では2年生で探究した内容をポスターにまとめ、校内で発表したり、論文作成をしたりして、
それぞれが探究してきたもののまとめを行います。
課題研究(探究活動)のまとめを行い、論文の作成をしていきます。
校内で探究した成果を作成したポスターを使用し発表します。ルーブリックを参考に選考し、最も良い研究はクラギ文化ホールにて校外発表があります。
ポスター発表で選抜されたグループは、校外での発表に参加します。
クラギ文化ホールにて発表後、その中で選考し、
選ばれた研究は神戸市で実施される全国SSH生徒研究発表会で発表します。