夏季アジアモンスーン研究の
多面的展開
シンポジウム 「夏季アジアモンスーン研究の多面的展開」
日時:2023年5月20日(土)13:30~17:00
場所:東京大学安田講堂とオンラインのハイブリッド開催
シンポジウムには一般の方もご参加いただけます。
ただし春季大会参加登録をされていない方は、参加登録ページ での事前登録(無料)が必要です。
YouTube: https://youtube.com/live/Cktgxme1CqM?feature=share
趣旨:アジアモンスーンは,気候システムの大気・海洋・陸面などの構成要素間の相互作用により形成され変動しています.近年の気候シミュレーションの高精度化・多アンサンブル化により,季節予報も利用可能になってきています.また,多様な衛星観測データなどにより,降水日変化のような短い時間スケールの降水特性も解析され,高解像度の観測データとシミュレーションなどを統合的に用いることで,多面的な夏季アジアモンスーン研究が進んでいます.さらにアジアモンスーンは,梅雨や台風など,日本の異常気象を含めた天候を左右する重要な要素でもあります.本シンポジウムでは,夏季アジアモンスーンに関する近年の研究に焦点を当てます.コロナ禍で困難を極めている現地観測など,国際的な展開を含めて,夏季アジアモンスーン研究の進展と今後について議論します.
【プログラム】
趣旨説明・アジアモンスーンの降水特性研究の進展 高橋 洋(東京都立大学)
モンスーン活動が日本の夏季天候に及ぼす影響 中村 尚(東京大学先端科学技術研究センター)
アジアモンスーンと台風の季節予報の進展 高谷 祐平(気象研究所)
南アジア多雨地帯における夜間降水強化メカニズムの研究進展 藤波 初木(名古屋大学宇宙地球環境研究所)
アジア山岳域を対象とした高解像度モデリング研究の最新動向 杉本 志織(海洋研究開発機構)
アジアモンスーンの科学と国際共同観測計画の新展開 寺尾 徹(香川大学)
司会:小坂 優 (東京大学先端科学技術研究センター)
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