レンチキュラー
名刺・はがきパックとは
3Dチェンジ とは3Dデプスとチェンジングの合わせ技です。
両方の仕様を併せたデータの作り方となります。
※変化は左右変化のみとなります(上下変化にはできません)
[3Dチェンジについて]
・通常のチェンジングよりも鮮明な切り替わりが表現できません。
・濃い色の絵柄と淡い色の絵柄との組み合わせでチェンジングをする場合、色味が薄い側に濃い色の絵柄が残って見える場合があります。また絵柄が多くなるほど鮮明に切り替わって見えない可能性(ブレ感・残像感)が高くなります。
・残像感のあるものが平均で3割程度含まれます。「残像感について」
[見え方について]
3Dチェンジは左右変化のみとなります。
通常のチェンジングは上下に傾けて変化する「上下変化」か、左右に傾けて変化する「左右変化」のどちらかをお選びいただけますが、3Dチェンジの場合は上下変化にすることができません。
(3Dの立体感は左右に傾けることでしか表現できないため)
[正面指定について]
どの効果でも、絵柄の正面指定はできません。
例えばチェンジングでAとBの2種類の画像を用意された場合、弊社ではデータでの設定上はAの絵柄が正面になるよう指定をしています。
しかしレンチキュラーのレンズ幅(凸部分)は1枚1枚わずかにサイズや位置に違いがあるため、全て同じように印刷をしても物によってはBの絵柄が見えるようになってしまいます。
弊社ではなるべく同じ品質になるよう、レンチキュラーレンズは入荷ロットごとに0.01mm単位で測り直して都度調整を行っておりますが、どうしても全てを統一した見え方にすることはできません。
これらを含めてがレンチキュラーの特性となりますので、予めご了承のほどお願いいたします。
[裏面について]
裏面のデザインが表のレンチキュラー面から透けて見える可能性があります。
特に、レンチキュラー面の色味が明るかったり薄かったりする場合は裏面の黒色が透けて見えやすくなります。
裏面に何も印刷をしないか、低めの濃度でのデザインで制作して下さい。
[レイヤー効果]
レイヤー効果(描画モード)は「通常」で仕上げてください。(乗算・オーバーレイなどは印刷に反映できません)
マスクや調製レイヤーなどがある場合はラスタライズしてください。
不都合が発生する場合や、効果が反映されずに色合い等が変化してしまう場合があります。
[文字について]
必ずアウトライン、ラスタイズ化した状態でご入稿ください。
サイズ・・・最小6ポイント以上推奨
6ポイントよりも小さいテキストはレンチキュラーレンズの影響を受けて識別しづらくなります。
[QRコードについて]
推奨サイズ…… 10 mm x 10 mm 以上
※余白を含まないサイズ
表面の場合、推奨サイズ以下ですとレンチキュラーレンズの影響でセルが潰れてしまい、
QRコードが読み取れない恐れがあります。
[画像の枚数]
階層ごとにレイヤー分けた2種類の絵柄(なるべく1つのファイルにまとめてください)
[データ形式]
・AI形式 (Illustrator)
・PSD形式(Photoshop)
[解像度]
300dpi以上
※Illustratorのリンク画像・埋め込み画像の解像度も含む
[カラーモード ]
[表面]
CMYK
[裏面]
グレースケール
裏面印刷は黒(K:0〜100%)のみ
画像がある場合もグレースケールでご用意ください
裏面を印刷しない場合、入稿は不要です
⚠️注意⚠️
裏面のデザインが表のレンチキュラー面から透けて見える可能性があります。
レンチキュラー面の色味が明るかったり薄かったりする場合は裏面の黒色が透けて見えやすくなります。
裏面に何も印刷をしないか、低めの濃度でのデザインで制作して下さい。
下記より実際のデータをダウンロードしてどのような作りをしているかご確認できます。
(はがきサイズ:絵柄2種)
◆ダウンロード方法
絵柄を複数用意&絵柄ごとに遠近別にレイヤーを分けて作ります。
入稿前に絵柄・レイヤーの階層がわかりやすいように配置や名前付けをしてください。
※階層ごとのレイヤー数の上限数は「手前 +1〜10まで」「中間地点(0)」「奥側 : −1〜10まで」の合計21レイヤーまでとなります。
【レイヤー配置 例】
階層ごとにレイヤーが分かれているデータ
レイヤーが1枚のみのデータ
⬇︎
⬇︎
印刷するとレイヤーごとに動きが変わるので、立体感が出る
印刷しても立体効果がない
●レイヤー数について
レイヤーは手前・中間地点・背景の3レイヤーで作成されるのがおすすめです。
またレイヤー数の上限は合計21レイヤーまでとなります。
●手前 +1〜10(レイヤー:1〜10枚)まで
●中間地点 0
●奥側 −1〜10(レイヤー:1〜10枚)まで
3D部分は
・3レイヤー(手前・真ん中・奥の表現)
・各レイヤーの絵柄同士が部分的に重なったデザイン・レイアウト
で作成することをおすすめしています。
原則的にレイヤー数には制限はないのですが、最も奥行き感を強調して表現できるのが3レイヤーとなります。
レイヤー数が多すぎると全てのレイヤー同士の間隔が狭まってしまい、それにより奥ゆきの段差表現が細かくなります。
段差表現が細かくなるとオブジェクトの動きが弱くなり、立体感が感じられにくくなってしまう場合があるのです。
また、レイヤー同士が部分的に重なるようデザイン・レイアウトすると、より奥行き感が効果的に表現ができます。