聖マリアンナ医科大学 

大学院 周産期発生病態解明学
Department of Perinatal Developmental Pathophysiology
St. Marianna University Graduate School of Medicine

 

周産期医学は、母体と胎児の心身の健康を追及する学問である。母児に起きる各種疾患は妊娠・分娩という周産期の生理的イベントの際に発症するものである。産科の実臨床においては、それらの生理的なところから逸脱したケースを発見するために、妊婦健診、各種スクリーニングなどが行われている。しかしながら、発症メカニズム、治療、予防法がまだまだ分かっていない疾患は少なくない。各種疾患の病態を解明しよりよい管理とするためには、発生学、周産期の生理学、病理学の深い知識をもって、新しい手法を取り入れながらの研究、新しいデバイスの開発などが必要である。本講座では、臨床医としても身に着けておくべき高度な知識や技術を教授する。