本学で第二外国語を担当している専任教員をご紹介します。
Guten Tag! ドイツ語はドイツ、オーストリア、スイスを中心に、ヨーロッパでもっとも多くの人に話されている言語です。私は幼稚園の頃からバイオリンとピアノを習っていたこと、少年時代、リルケやヘッセの作品に魅せられていたことなどから、ドイツ語に憧れるようになりました。カント、ヘーゲル、ハイデガー、マルクス、エンゲルス、フロイト、みなドイツ語で考え、ドイツ語で書いていました。クラシック音楽好きのみなさん、バッハ、モーツァルト、ベートーベン、シューマン、メンデルスゾーン、ブラームスが話していた言葉を学んで、ウィーンやライプツィヒに行ってみたくありませんか? 私もベルリン留学中はフィルハーモニーに通ったものです。ビールとソーセージが有名ですが、パン、チーズ、ワイン、他にもおいしいものがたくさんあるんですよ。
フランス語は約200年間、国際外交語としての地位を保ってきました。現在でもベル ギー、スイス、カナダ、アフリカ諸国などの公用語または行政言語です。最初は煩雑に思われる 文法規則も、いったん覚えてしまえば正確な読み取りを可能にします。また英語はフランス語の 影響を強く受けて発達してきたので、英語の学習とフランス語の学習は互いに助け合うはずで す。
Bienvenidos. スペイン語はスペインの他に、メキシコやアルゼンチンなどラテンアメリカの国々で話されており、母語人口は3億人を超えています。またアメリカ合衆国では公用語が英語であるにもかかわらず、2000万人いると言われるヒスパニックを中心にスペイン語が日常的に使われています。私はアメリカに留学しましたが、友人の両親がメキシコ人で英語が話せず、本当に驚きました。それ以降、まじめにスペイン語を勉強するようになりました。現地に行ったら、その人たちにとって外国語である英語で話すのではなく、その人たちの母語でコミュニケーションを取ってみてはいかがでしょうか。
みなさんは中国語になじみがありますか?「漢字」「漢語」が身の回りにある皆さんは、実はすでに中国のことばに接していることになりますね。ただし、現代中国語は「漢文」と同じではありませんし、その発音も練習が必要になることでしょう。中国の小説や古典には割と早くから興味を持っていた私も、大学であらためて中国語選択したあとは一から学習でした。身近であるということは、必ずしも「かんたん」であることを意味しないのですね。中国語を学ぶことは、むしろ日本語との相違点と共通点を知ることでもあって、それ自体が相互文化理解の営みである点に奥深さ(むずかしさとおもしろさ)があるといえるでしょう。
ただ、そうしたことはおいおいわかってくることでもあります。まずは、中国語への興味を大切にしてみてください。文学から関心を持つもよし、映画や音楽などエンターテイメントを入口にするもよし、存在感を増す産業・ビジネスに注目するもよし。中華料理が好きだとか、漢字なら何とかなりそうだとか、そんなことも学びのきっかけになるでしょう。自分なりの動機を大事にしながら、中国語を学んでみませんか?
안녕하세요? K-POPやドラマなどで耳にすることも多い韓国語は、日本語と語順がよく似ています。発音や文字を覚えるのは少し大変かもしれませんが、日本語がわかる私たちにとって、かなり勉強しやすい言語と言えます。私自身も英語の次に韓国語に出会い、文字の可愛らしさに魅せられ、また文法構造がこんなに日本語に似ている言語があるんだ!とカルチャーショックを受け、韓国語の勉強に夢中になりました。よく似ているがゆえに韓国語を学ぶことで、改めて日本語について再発見することも多いです。ぜひ一緒に韓国語の楽しさを味わってみませんか。