修士課程を修了するには、2年以上在学し、特別研究8単位(必修)および専門領域科目18単位以上を含む30単位以上を修得し、かつ必要な研究指導を受けたうえ、修士論文の審査及び最終試験に合格することが必要です。
〈1年次修了〉
原則、次の条件を満たした場合には、1年の在学で修了することが可能です。
① 申請:入学前の1月に「早期修了希望願」を提出
(申請の時期、方法等についてはポータルシステムで連絡します。)
② 早期修了適格審査への合格(入学後すぐ)
・修得単位・・・・・・専門領域科目を10単位以上修得していること。
・研究計画・・・・・・修了予定時期に修士論文の提出ができると認められること。
・学外の研究発表・・・学外での研究発表会へ参加している又は参加する予定があるこ
と。
② 修了要件を満たす
〈1年次半修了〉
原則、次の条件を満たした場合には、1年半の在学で修了することが可能です。
① 申請:修士課程入学時に「早期修了希望願」を提出
(申請の時期、方法等についてはポータルシステムで連絡します。)
② 早期修了適格審査への合格(修了予定時期の1年前)
・修得単位・・・専門領域科目を16単位以上修得していること。
・研究計画・・・修了予定時期に修士論文の提出ができると認められること。
・学外の研究発表・・・学外での研究発表会へ参加している又は参加する予定があるこ
と。
③ 修了要件を満たす
1 学位申請者が主体的に取り組んだ研究であること。
2 論文としての体裁が整っており、論旨展開が明快であること。
3 研究の意義や必要性、目的と方法が明確であること。
4 当該分野の研究について十分調査し、適切な引用がなされていること。
5 解析・考察が論理的になされ、結果と結論が明確に示されていること。
6 論文審査会において論理的、かつ、明解な発表を行い、質疑に対して的確な応答がなさ
れたこと。
1 論文としての論旨展開が明快であること。
2 学位申請者が主体的に取り組んだ研究であること。
3 社会的貢献及び学術的貢献が期待される研究内容であること。社会的貢献および学術的
貢献の具体的審査基準は、高度技術者と高度研究者の審査区分ごとに次のとおりとす
る。
(1) 高度技術者としての審査では、実務経験等の成果自体に「実務的インパクト」が広
く認められている、又は実務経験等に加えて行った研究成果が当該分野で評価され
る学術論文集に採録されている若しくは最終審査までに採録される見込みがあるこ
と。
(2) 高度研究者としての審査では、研究成果が当該分野で評価される学術論文集に採録
されている、又は最終審査までにその見込みがあること。
1 論文としての体裁が整っており、論旨展開が明快であること。
(1)研究の意義や必要性、目的と方法が明確であること。
(2)先行研究を十分に調査し、適切な引用がなされていること。
(3) 解析・考察が論理的になされ、結論が明確に示されていること。
2 学位申請者が主体的に取り組んだ研究であること。
3 公開論文審査会において論理的、かつ、明解な発表を行い、質疑に対して的確な応答が
なされたこと。
4 社会的貢献及び学術的貢献が期待される研究内容であること。
社会的貢献および学術的貢献の具体的審査基準は、高度技術者と高度研究者の審査区分
ごとに次のとおりとする。
(1) 高度技術者としての審査では、実務経験等の成果自体に「実務的インパクト」が広
く認められており、学位論文として完成させることが有益であること、又は実務経
験等に加えて行った研究成果が当該分野で評価される学術論文に採録されているこ
と。
(2) 高度研究者としての審査では、研究内容に「学術的新規性」が認められ、当該分野
で評価される学術論文に採録されている等の客観的エビデンスを有すること。
(1)高度研究者
先端研究分野における高度の研究能力を有する者として、主として顕著な研究成果の獲得を目指す者。修了を目指す1年以上前に学位論文予備審査に合格しなければならない。
(2)高度技術者
高度な専門技術者として将来にわたって活躍を期待できる者として、主として当該分野における高度専門知識の獲得を目指す者。修了を目指す半年以上前に学術レベル試問試験に合格しなければならない。
高度技術者、高度研究者の選択は主指導教員とよく協議の上決定してください。
論文審査(学位論文審査、学術レベル試問試験、学位論文予備審査)は毎年2回(8月、2月)実施されます。
◎修士課程・博士後期課程のいずれの場合も、科目の履修計画については指導教員からの履修指導を受けるようにしてください。また、上記の単位修得とは別に、一定程度の国際コミュニケーション能力があることが求められます。