*論文として発表された際には、詳細をHPにアップさせていただきます。
[本研究の概要]
就労・子育て世代では、余暇の身体活動や歩数が少なく、運動習慣も低いことが指摘されています。しかし、この世代に焦点を当てた調査は限られており、実態に関する情報が不足しています。そのため、本研究では、就労・子育て世代を対象に身体活動の実態を把握し、「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」の達成状況を明らかにすることを目的としました。
本研究は、藤沢市在住の30-50歳代を対象とした「藤沢市30-50歳代運動・健康調査」をもとにした調査です。Webアンケート調査および活動量計による測定データを用いて、就労・子育て世代における身体活動の実態を明らかにしました。調査の結果、「歩行またはそれと同等以上の身体活動を1日60分以上行う」という推奨を満たしていた割合は、Web調査において、男性:75%、女性:78%、活動量計による調査では男性:54%、女性:47%でした。また、「1日8000歩以上」の歩数を達成していたのは男性:50%、女性:37%でした。
本研究の結果、就労・子育て世代の多くが「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」の推奨を達成しておらず、特に女性において達成率が低いことが明らかとなりました。また、Webアンケートと活動量計による評価結果には乖離がみられ、評価手法の特性や限界が課題として示されました。今後は、両者の特性を活かした評価設計とともに、就労・子育て世代に適した効果的な身体活動促進策の検討が求められます。
本研究の成果は、2024年10⽉に「第83回日本公衆衛生学会総会」で発表しました。
タイトル:「就労子育て世代の身体活動ガイドラインの達成状況:藤沢市30-50歳代運動・健康調査」
発表者:真辺 智規、齋藤 義信、武⽥ 典子、伊藤 智也、⼩熊 祐子
①情報入手パターンは5つ同定(インターネット型、地域情報型、TV型、医療関連施設型、多様型)
②地域情報型や医療関連施設型での情報入手パターンは健康情報の認知度が高い傾向であった
本研究の成果は、2024年9⽉に「ヘルスコミュニケーションウィーク2024」の学会で発表しました。
タイトル:「地域在住の就労・⼦育て世代における健康情報の⼊⼿⽅法のパターン特定および健康情報の認知との関連性」
研究発表:真辺 智規、齋藤 義信、武⽥ 典⼦、松原 郁実、伊藤 智也、⼩熊 祐⼦
本研究の成果は、2024年4⽉に「18TH ASIAN FEDERATION OF SPORTS MEDICINE CONGRESS」で発表しました。
タイトル:「Exercise habits, physical activity and related factors among young to middle-aged women living in an urban area in Japan」
研究発表:Yuko Oguma
・高学歴、高所得層では身体活動が少なく、座位行動時間が長い傾向であった。
・職業形態においても身体活動に差があった。
本研究の成果は、2024年6⽉に「第26回日本運動疫学会学術総会」の学会で発表しました。
タイトル:「活動量計調査における社会経済的要因と身体活動の関連性の検討~藤沢市30-50歳代運動・健康調査~」
研究発表:真辺 智規、齋藤 義信、武⽥ 典子、松原 郁実、伊藤 智也、⼩熊 祐子
本研究の成果は、2025年3⽉に「慶應義塾大学 大学院健康マネジメント研究科」において修士論文として発表しました。
タイトル:「地域在住の30-50歳代における体格・就労・子どもの有無と身体活動および座位行動の関連―「藤沢市30-50歳代運動・健康調査」による横断研究―」
研究発表:松原 郁実
本研究の成果は、2025年6⽉に「Asia Pacific Society for Physical Activity Early Careers' Research Showcase 2025」で発表しました。
タイトル:「Linking Socioeconomic Factors to Objectively-Assessed Physical Activity:Insights from Working-Age Adults in the Community」
研究発表:Tomoki Manabe, Takashi Yamashita, Yoshinobu Saito, Noriko Takeda, Naomi Kido, Yuko Oguma
本研究の成果は、2025年11⽉に「The 5th Asia-Pacific Society for Physical Activity Conference」で発表しました。
タイトル:「Dose-Response Relationship of Leisure Time Physical Activity with Self-rated Health and Psychological Distress in Working-Age Adults」
研究発表:Tomoki Manabe, Takashi Yamashita, Yoshinobu Saito, Noriko Takeda, Kanako Kikuchi, Naomi Kido, Yuko Oguma
本研究の成果は、2025年12⽉に藤沢市で開催された「働く世代の身体活動促進」(主催:藤沢市企画政策課×KEIO SPORTS SDGsセンター)で発表しました。
タイトル:「藤沢市30-50歳代運動・健康調査」結果共有
研究発表:西本あかり、真辺智規
慶應義塾大学 スポーツ医学研究センター
研究代表: 教授 小熊祐子
所在地: 〒223-0061
神奈川県横浜市港北区日吉4丁目1−1
電話: 045-566-1090 (平日 9時 - 17時)
FAX: 045-566-1067
Email: f.plus10.keio@gmail.com
Web: https://sportssdgs.keio.ac.jp/
Webサイト作成:Tomoki Manabe