慶應義塾において交通経済研究の歴史は深く、福沢諭吉先生は著書である『西洋事情』(1869)や『民情一新』(1879)の中で交通が文明開化に必要な財であると述べており、福沢諭吉先生が「交通論」の嚆矢という説があります。
慶應義塾ではやがてヴィッカースを始めとした外国人講師が招聘され、「交通論」は他大学とは異とした系譜を辿ります。現在では、交通経済学を学べる数少ない場所となり、加藤一誠教授をはじめ、豊富な教授陣が在籍しております。
加藤一誠研究会は2015年度の中条潮先生ご退職と、中条潮研究会の活動終了と同時期に発足した中条潮研究会の兄弟ゼミに当たります。以来、脈々と伝統は受け継がれ現在では11期のメンバーが活動しております。
加藤一誠研究会の伝統を継承し、そして更なる活躍を実現するため、日々切磋琢磨しております。
我々と共に学問に真摯に向き合い、交通経済学に新たな展開をもたらすようなゼミ生を我々は求めています。
・三田論や卒論の進捗報告
・先行研究発表
それぞれの発表の後には質疑応答や先生からのフィードバックがあります。先生からのアドバイスには、これまで幾度にわたり助けられてきました。先生の広範な知識と的確なアドバイスは、皆さんの好奇心を絶対に刺激するものとなるでしょう。
加藤ゼミでは2年間の活動の中で1本の個人論文を執筆し卒論とします。また3年時には三田論の提出をおこないます。
・実証分析手法の習得
・事務連絡等
Stataを使用した実証分析の方法や、アカデミックライティングの姿勢を学びます。また、統計ソフトの使い方や統計学の知識を補足していきます。残りの時間は、ゼミの運営など事務連絡を行っております。
学術と現場という双方の視点を獲得することで、更なるレベルアップを図ります。
実績(本年度):JAL(画像は過年度)